さて、第6回目となりました「考証、旧1号」これで最後となります。
前回は自宅周辺で完結していたので、臨場感に欠けましたね。
更なる検証の為に、室内から出てロケ撮影に向かいたいと思います。
この画像で、もうお分かりかも知れませんが、、。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/94/7b/j/o1280096014185293741.jpg?caw=800)
第1話のロケ地、奥多摩の小河内ダムです。
季節や天候など、かなり条件が違うとは思います (^_^;)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/78/d8/j/o1280096014185293688.jpg?caw=800)
ダム湖の周りにちょうどいいベンチがあったので、撮影 (^_^)
さて、いかがでしょうか?
緑と言うより、青いマスクです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/c2/31/j/o0960128014185293828.jpg?caw=800)
サイクロンに跨がっている有名なスチールの、青く見えるマスクが
こんな色合いをしています。
周囲の山の映り込みが無ければ、正にブルーのマスクです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/41/11/j/o0960128014185293839.jpg?caw=800)
横からのショット。
クラッシャーの色はほとんどそのままの色に見えます。
あれだけパールを吹いているのに不思議です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/fb/70/j/o0960128014185293848.jpg?caw=800)
マスクには、太陽、空、山、ベンチ等が複雑に映り込んでいます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/41/bb/j/o0960128014185293862.jpg?caw=800)
旧1号のパール効果がいかにマスクの色に影響するかが分かります。
再現が難しいのが当たり前です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/e3/32/j/o0960128014185293871.jpg?caw=800)
同じ場所の日陰に移動して撮影してみます。
日陰で撮ると、マスクとクラッシャーの色の境目が曖昧になって来ます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/7e/ba/j/o0960128014185293966.jpg?caw=800)
本編でも、こういった曖昧な色のマスクは良く見られます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180507/11/munchen-pokute/fb/c5/j/o0640048014185969903.jpg?caw=800)
この画像、ロケ地は三栄土木です。
周りは切り立った崖で暗いのですが、レフ板を当てている所のみ光っています。
当時のマスクはかなり雑に作られているので、新規に作った小奇麗なマスクだと
多少印象は変わりますが、色の方向性は合っています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/d8/d6/j/o0960128014185293890.jpg?caw=800)
周りの木々が映り込むので、また違った色合いになります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/2c/24/j/o0960128014185293899.jpg?caw=800)
マスクの後頭部には、完全に木が映り込んでいます。
空の青と、緑のグラデーションです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/28/87/j/o0960128014185293883.jpg?caw=800)
マスクを接写してみます。濃い緑色ですね。
細かい粒子が見えますが、様々な色の粒子です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/d7/a1/j/o1280096014185293909.jpg?caw=800)
移動して、少し離れた森に近い場所で撮影しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/2b/f2/j/o0960128014185293939.jpg?caw=800)
向かって左側が森なので、暗く写っています。
とにかく撮影する場所で様々な変化をします。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180506/15/munchen-pokute/57/d5/j/o0960128014185293957.jpg?caw=800)
以前撮った画像と比べてみます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180426/13/munchen-pokute/9d/54/j/o0812077114178109963.jpg?caw=800)
やはり、ベース色が「暗過ぎる」のが分かります。
確かに回転塔の前の色味には近いのですが、、、。
小河内ダムのロケはここまでです (^o^;)
現在は完成した状態になっています。
実物は肉眼で見るとかなり違って見えます。
画像では伝えられないのが残念です ( _ _ ; )
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180507/14/munchen-pokute/e7/0f/j/o0960128014186083576.jpg?caw=800)
曇天での撮影。
ちょっと落ち着いた色味になっています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180508/11/munchen-pokute/65/16/j/o0960128014186696480.jpg?caw=800)
クラッシャーを少し解放した状態。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180507/14/munchen-pokute/e9/fb/j/o1280097814186087848.jpg?caw=800)
ちなみにCアイは透明度を下げる為、裏側に白を軽く吹いています。
このマスクは「立体資料集」旧2号マスクからのレプリカ。
あまりいじらずに仕上げてあります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180507/13/munchen-pokute/17/2f/j/o0640048014186027906.jpg?caw=800)
オリジナルのフィルムは16ミリの為、かなり暗く写ります。
最近のデジタルでの撮影と比べると、その解像度や見え方には
雲泥の差があり、比較検証は難しいのですが、、。
全6回に渡っての「検証」いかがだったでしょうか?
賛否両論あるのかも知れませんが、これが旧1号の色です。
けっこうコアなマニアの間では常識的な話ですが、
なかなかメディアで取り上げなかった事です。
「謎は謎のままが良い」
と言う意見もあるでしょうが、知った上で「自分が好きな色に塗る」
と言うのが良いのでは無いでしょうか。
知らずに適当に塗るよりはマシかと思います。
先日、知り合いの方からメールを頂きまして、
「暗い色がパールの影響で明るく見えるというイメージが、
明るい色が撮影時の影響で暗い感じになっていた」
とのお言葉を頂きました。
旧1号のマスクの色の変化を的確に表現しているなぁ、と納得しました。
余談ですが、以前紹介したバリーフーの川上さんの旧1号。<左>
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180508/15/munchen-pokute/c5/08/j/o1280090814186817467.jpg?caw=800)
こうして比べると、ベースの色はかなり頑張っていると思います。
ホワイトパールで仕上げてあるので、印象は違っていますが、、。
何気なく比較用に撮った画像ですが、この旧1号が一番見た目に
近いかも知れません。
旧1号は、奥が深いです (^_^;)