考証、旧1号 PART 5 | 特撮PROP COLLECTION

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特撮ヒーローのマスクや小道具などについて呟いて行きます。




前回の蜘蛛男色にパールを吹きました。
フォトブースの、上・左・右が " 白 " のため、かなり明るく見えます。
全く別の色のマスクに見えますが、ベースは上の画像の色です。
撮影条件も全く同じです。



かなりメタリックに見えますが、全てパールの影響です。
ちなみに、このパールは「ホワイトパール」ではありません。
旧1号のパールは色々と言われていて、造形の師匠は「雲母粉」だろうと言ってました。

鉱石の雲母を粉末にした物で、陶芸等に使うようです。



勿論、こちらは使用していません。
日本画や陶芸では「パール」は「雲母粉」を指します。



あるコレクターの方は「太刀魚のウロコ」とも言っていました。
パールと呼ばれる物の中には魚のウロコも使われていたりするので
間違いではありません。

エキスプロの八木さんは「当時からパール粉はあった」と証言しています。
問題はその「パール粉」です。

ちなみに室内でフラッシュ撮影すると、こうなります。



全く色味が変わります。
回転塔前の様に、室内を暗くして黒い背景で撮ります。



回転塔の前の旧1号にかなり近い感じになります。

太陽光の下で撮影をしてみますと、全くの別物になります(^o^;)



メタリックでありながらも、下地の色も分かります。
影の部分はかなりグリーンに見えます。
マフラーの映り込みも同じ感じに見えます。



後頭部はディティールが少ないので、色の変化も良く分かります。



ちょっと角度を変えてみます。



下のキャプチャー画像と比べてもかなり色味が近い事が分かります。



三栄土木に行って撮影したい所ですが、現在は再開発で様相が
変わってしまっています。残念、、、(_ _;)

このパールは複合パールで、青にも、緑にも、見えるのです。
マジョーラにも近い色彩で、見る角度によって色を変えます。
ミステリアスパールか、クリスタルパールが近いです。



中々面白い色の変化だと思います。

こういう色の変化を楽しめるのが旧1号の面白さですね。