考証、旧1号 PART 3 | 特撮PROP COLLECTION

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特撮ヒーローのマスクや小道具などについて呟いて行きます。


再現の前に、過去に作った旧1号の変遷を辿ってみます。
以前ブログで公開した30年ほど前に作った旧1号です。



マスク、ベルトはゼネプロ製ですが、それなりのクオリティかと思います。
Cアイにはレジンを封入。アンテナ、Oシグナルは実物を使用。



こちら、ソフビマスクのカラーレシピ。



ゼネプロの説明書のレシピ通り塗ると、かなりメタリックなブルーに
なってしまいます。

室内で撮った画像がこちら。
色調はこちらの方が実物に近い感じです。



光輝シルバーにブラック・グリーン・ブルーを混合した色ですが、
まあまあの色合いです。
パールを吹いていないので、あの独特な感じはありません。

海洋堂から出ていた、ハイパーソフビ【仮面ライダー】1/2サイズの
マスク色の説明。ここで初めてホワイトパールの記述が出て来ます。



クラッシャーの色と、コンバーターラング・手袋・ブーツが同じ色に
されてしまっていますが、ちょっと強引過ぎますね(^o^;)

あの「京本政樹のHERO考証学」でもパールの話題はされていません。
あの当時、知っていた筈ですが特に記載されていません。



ちなみに、この雑誌に掲載されているマスク類はほとんどご本人が
作っていないと言うのは有名な話です。


で、自分が暫く完成形として作っていた旧1号がこちらです。



ベースカラーは、友人のAK元氏に昔、借りた旧2号のレプリカ。
このマスクの黒っぽく見える色を旧1号のベースカラーにしていました。



このマスクの由来は元々立体資料集のマスクに準ずるもので、
とにかく良く出来ていました。
色的に後期版の旧2号のそれで、ダークブルーグリーンに
少しパールを吹いてあると言う絶妙の色合いでした。
この色にしっかりホワイトパールを吹くと、この独特な色合いになります。



下顎の色は、ニッペのミニホビー用スプレー「ブロンズメタリック」



これを屋外に持ち出して、太陽光の下で撮影すると色味が変化します。
パールの影響ですね(^_^;)



こちらは第1話の撮影時期の真冬に、ロケ地の小河内ダムにて撮ったものです。
室内で撮ると、単なるダークブルーの色調ですが、一転してダークグリーンの色調になります。



さらに抑えのクリアーを吹いているので、頭頂部は空が映り込んで
ブルーのマスクの様にも見えます。
これが旧1号マスクの色の面白さです。