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挑戦者ーヒューマンサバイバルー

先日偶然に見た韓国KBSテレビの新番組「挑戦者ーヒューマンサバイバルー」
ハワイ、オールロケで20日間、18人の挑戦者(一般人)が、様々なミッションに挑戦、毎週1人ずつ脱落していき、最終的に1人の勝者が残るというサバイバル・ゲーム。
優勝者には、1億ウォンの賞金、世界一周航空券、スポンサー企業就業機会提供。

外国でのオールロケ、ミッション、毎週一人ずつ脱落というので思い出されたのは、日本にいた時面白くてよく見ていた「アメリカ横断ウルトラクイズ」 そんな感じの番組なのかなと少し期待しながら見てました。

*画像はこちらからお借りしました。

男女合わせて18人が9人ずつのBlueチーム、Redチームの2チームに分かれ、与えられたミッションをチームで勝敗を競う。
途中からこの番組を見たので、その時は2つめのミッションの課題が与えられたところでした。
2つめのミッションは韓国の伝統飲料を活用した無アルコールカクテルを開発、販売して売り上げ金額が多いチームが勝利というもの。
勝利するために、チーム内でディスカッションなどして作戦を立て実践していく過程は見るものがありました。
ミッションの結果はBlueチーム勝利。勝者はホテルのスイートルームで敗者は野外で一晩を過ごすことに。
それからです。え~っと思ったのは。


既に最初のミッションでの敗者のチームから「脱落候補者」が決定しているので、これから2人目の脱落候補者を決めるというのです。いったいなんなのって思っていたら、敗者チームの一人一人に同じチーム内で脱落させた方がいいと思う人を選ばせ投票用紙に記入させ、それを司会者が皆の目の前で1票ずつ開票していき、いちばん票の多かった人が脱落候補者となったのです。


それから、ハワイの浜辺で「脱落選定委員会」というものが執り行われました。
脱落候補者2人、残りのRed,Blueチームの人たち。そして3人の審査員。一人の脱落者を選ぶために。まるで、裁判のよう。

審査員が脱落候補者たちへ質疑応答した後、突然、皆には知らせていないルールがあると言って、そのルールを発表。
そのルールとは、2人の脱落候補者がチームの敗北に大きい責任があると思う人を同じチーム内から選び、その選ばれた2人を合わせた4人の脱落候補者から最終的に1人の脱落者を選定するというもの。
その最終脱落者の選定は、4人の脱落候補者と審査員との質問応答の後、3人の審査委員が1人ずつ救済していき、救済されなかった人が脱落するというものでした。


*画像はこちらからお借りしました。

私は見てて、とても嫌な思いになりました。
脱落者を選定する方法が、とても過酷。
生き残るためには、他人を踏み倒していかなけらばならない、同じ仲間だけれど仲間ではない、仲間も敵となってしまう。仲間を心から信じられない、委ねられない。
私は見ていて、まるで今の韓国社会を表しているいるようにしか思えませんでした。
韓国の厳しい競争社会を。

常日頃、韓国のあまりにも厳しい競争社会に反感を抱いていた私は、かなり衝撃的な番組でした。
こんな生き方を良しとする韓国社会(そう生きていかざるを得ないとも思われますが)はこれからどうなるのか、懸念されます。


唯一、救いだったのは、最終的に脱落者となってしまった22歳の女性の残った仲間たちに向けての言葉。
「どっちみち優勝者は一人じゃないですか。みんな、チーム内の内紛が起きることなく、お互いに生き残るために他の人を蹴落とすような悪い心を持たず、お互いに信じ合って、みんなで最後まで行くんだって思いで一生懸命する姿を見せてください」

この女性は、突然のルール発表で脱落候補者を同じチーム内から選ぶ時も、チーム内でいちばん脱落しそうにない、すなわち脱落者には決して選定される事はないであろうという人を選んでいました。自分が生き残ろうと思わなかったのでしょうね。

このサバイバルゲームの優勝者にはスポンサー企業の就職のチャンスが与えれれるのですが、私だったら、この脱落した女性にそのチャンスを与えたいなって思います。

社会で競争は必要不可欠なものであり、競争があるから発展するものだとは思いますが、このサバイバルゲームのような競争は私自身はしたくないと思いました。