わたしの今日は、明日に繋がる



大好きなドラマの
大好きな言葉です。



この月曜日
最終回を迎えた
『アンメット』という
ドラマです。



最終回を見終えた夜



あまりにもドラマの内容が
素晴らしすぎて



心が『アンメット』で
満たされすぎていて



何かどうしても
何か呟きたくて



少しだけ
思いを吐き出しました。



そして
ブログにも書いた通り
最終回を見た後に見た
1話がまた心にグッときて



もっと思いを綴りたくなってしまいました。



なので綴っちゃいます。
『アンメット』について。



興味のない方は
遠慮なくお帰りくださいね。



興味のある方だけ
お付き合いくださると嬉しいです。




『アンメット』のざっくりとした
あらすじを紹介すると


主人公は杉咲花さん演じる
川内ミヤビという脳外科医です。


でも、彼女は事故の後遺症で
記憶障害があるんです。


過去2年間の記憶をすべて失くし
一晩寝たら前日の記憶を
丸々失ってしまうという障害が。


そんなミヤビちゃんの前に
若葉竜也さん演じる三瓶友治という
脳外科医が現れて
ドラマが動き始めるんです。



一応医療もので
1話完結で
でもストーリーはずっと続いていく感じで



最終話見て
もう一回
1話に戻ったら



1話から心に刺さる言葉が
ありまくりでした。




1話の中の
記憶障害を持つミヤビちゃんの言葉。


わたしの昨日は今日に繋がらないし
今日も明日に繋がりません。



それに応える三瓶先生の言葉。


記憶がなくても
あなたが積み上げてきた努力は
身についてます。


昨日を覚えてなくても
あなたが生きてきた日々が
確かにあるんです。


その自分を信じてください。


記憶を失っても
強い感情は忘れません。


患者を助けたいと強く願えば
その思いを心が覚えてるんです。




そして
とある手術に立ち会ったミヤビちゃんに
向かって三瓶先生はこう言いました。



繋がりましたね。



川内先生の今日が明日に。




もう、これ、あかんやん。
1話から泣くパターンやん。


1話見ていた時も
いいなと思っていた
シーンだったけど


最終話見てからの
1話


これヤバすぎるじゃん。



この言葉たち
心に響きまくるじゃん。



セリフの
言葉の
一つひとつが
とても沁みるんですけど



このドラマは
セリフだらけの
言葉だらけの
ものじゃないんですよね。



どっちかっていうと
セリフはとても少なくて



無音とか無言のシーンが多い
静かなドラマだな
って思ってました。



良い悪いは別として
音楽や効果音をジャンジャン使って
過激な演出をするドラマもある中で



そういう音のない
このドラマに
より強く惹かれていきました。



年齢を重ねると
ドラマに流れている音楽が
不快に感じる時ないですか?


不快とまではいかなくても
邪魔だなと思う時とかないですか?


音楽の音が大きすぎて
肝心の登場人物のセリフが聞こえない
って思うことが時折あって。


まあ、それは私だけなのかもしれないけれど


でも、このドラマは
音楽に邪魔されることなく
登場人物たちのセリフが
よく聞こえたんです。


セリフだけじゃなくて
日常生活のちょっとした音とか


ミヤビちゃんが
ノートをめくる音とか
息遣いとかまで。



1話のドラマ冒頭とか
凄くなかったですか!?



けたたましく鳴り響く
目覚まし時計の音で
目を覚ましたミヤビちゃんが


時計や携帯のメモに気づいて
日記を読むシーンまでの流れ



無駄な音はなく
無駄なセリフもなく



とにかく惹き込まれました。




これからこのドラマは
この主人公は
どうなっていくんだろう?



って
冒頭のたった数分で
心掴まれました。




で、さっきも書いたことですけど



そのセリフのないシーンとか
音楽に頼りすぎないこととか



そこがまたいいと感じたんです。



言葉がなくても
伝わるものが
ちゃんとある
って。



最終話とか
もう本当にそうで。



寝ている三瓶先生を
見つめるミヤビちゃんとか


その頬に触れる仕草とか


その三瓶先生の
寝顔をスケッチしている姿とか


言葉は何もなかったけど


十分すぎるほどのおもいが伝わって
胸が痛くなってくるほどでした。



三瓶先生の方もそうで


ミヤビちゃんの作った焼肉丼を
食べている時の
伏せた顔とか


涙とかに


おもいがあふれすぎているくらいに
あふれていて


またまた
胸がいっぱいになってくるのでした。




言葉にしないおもい。




愛だとか恋だとか
言葉にしなくても
ちゃんと伝わってくるおもい。




そんなおもいが
たくさんあふれまくっていたドラマでした。



たくさん詰まったドラマでした。




私、小説を読むのが好きなんですけど


とは言っても最近はあまりちゃんと
読書も出来てないですけど


心を打たれる小説って
そこに書かれてる文章も素晴らしいんですけど


その文章と文章の間


行間が素晴らしいと感じていて


そこが深ければ深いほど
物語も深みを増していくとも
感じているんです。




そんな小説の行間を


ページとページをめくる
その間を


このドラマから
感じるのでした。




ドラマなのに
行間を感じるなんて
ちょっとおかしなことを
言ってるみたいですけど


でも、
ドラマを
セリフや言葉や音楽で
埋め尽くさない


行間
余白
がこのドラマにはたくさんあって


それが余韻となって
心に残るんです。



見つめる目とか
繋いだ手とか


口元にやった手とか
(シンクロした手の動きありましたよね。
ここ震えました)


ロウソクの炎とか


光とその影とか



まだまだたくさん



心に残っています。



残り続けます。




ドラマから脱線するんですけど



羽生くんの演技に
私が惹かれるのも
これがあるからなんじゃないのかな
って思うんです。



派手なジャンプとか
スピンとかエレンメントに目が
奪われがちですけど


そのエレメントを繋ぐところ
なんでもないところ


小説の行間のようなところ


そこが
やっぱり羽生くんのスケートは素晴らしくて


そこに
より強く
惹かれるのかも。



余韻が
心に残り続けるのかも。




なんてね
このドラマを見ながら
羽生くんの演技と
重ねてしまう私がいました。



好きなものが重なるっていうか



重なるものがあるから好きなのか



よくわからないんですけど



好きな小説
好きなドラマ
好きなスケート


共通項があるっていうか



私の中では
全部繋がっているな
って感じるのです。




話をドラマの方に戻して



そばかすミヤビちゃん可愛い
とか(あのそばかすは本物?それともメイクで
そばかすを描いてる?どっちにもして可愛い)



三瓶先生はいつも飄々としてるな
とか



2人ともめっちゃ自然体で
まるで演技してないみたいな演技だな
とか



9話?10話だっけ?
2人が泣くシーンがあって
2人とも鼻水出ちゃって


三瓶先生はまだいいけど
ミヤビちゃんまで出てて


でも、それが気にならないくらい
グッとくるシーンで


鼻水出てるミヤビちゃんがもう
丸ごと愛おしいっていう気持ちになっちゃう
とか



脇役のキャストもみんな素晴らしくて



どのキャラクターも
全部好きだなって思っちゃうのとか



もうこれ
奇跡のドラマでしょ!?



こんなドラマに巡り会えて
本当に幸せだな。




終わってから
2日経っても



まだこんなに幸せでいられるなんて
やっぱり奇跡だな。



もう見られない
っていう寂しい気持ちももちろんあるけど



でも、ロスじゃなくて
なんか幸せなの。



ミヤビちゃんや
三瓶先生が幸せだからかな?



そういう終わり方だったから?




そうそう、グミ!



1話で三瓶先生が噛んでいたグミ。



最終回で
こんな伏線回収があるとは
思ってもみなかったです。



「咀嚼のように一定のリズムで同じ運動を
繰り返すと幸せホルモンっていうセロトニンが
分泌されて幸せになります」



って三瓶先生に勧めたのは
他でもないミヤビちゃんだったんですね。




「幸せですか?」



「はい」






はい。
見ている私まで
幸せだったよ。



で、思わずグミ買っちゃった。



あの同じグミじゃないけどね。



形状が一番似ているグミを。



幸せホルモン
いっぱい分泌させようっと。



あはは。




あと、あいみょんのテーマソングの歌詞



「冷蔵庫の中には
食べ損ねたラブレター」



って
ここもね
ちゃんと繋げてたね。



本当にどれだけ素晴らしいの!?




あと、『アンメット』っていう
タイトルに繋がる


炎のシーン


あそこも
なんか素敵すぎて
言葉にならないくらいでした。



「こうすると影が消えます」



っていうミヤビちゃんそのものが
三瓶先生にとっての光だったんじゃないのかな
って思って。



いや、なんか
言葉にするとあれだけど。



でも、たぶん、きっと、そう。




そして
ミヤビちゃんにとっての三瓶先生も。




私にとってのこのドラマも
いわゆる一つの光みたいなもので



この光は
ずっと私の心の中で
輝き続けるんだろうな



って
そう思います。




そんなドラマをありがとう。




本当に本当にありがとう。














感情の赴くままに
書いてしまいました。



酷い感想のような
気がしないでもないですけど



こんな拙い感想を
読んでくれてありがとう。









1話から順に見ていってるんですけど
これ最終話まで見たら
もう一回1話から見たくなりそうw



無限ループってやつ?ww