今日、2月17日は

いよいよRE PRAY横浜公演初日ですね。




皆さま

気分はRE PRAYのことで

いっぱいかもしれませんが




6年前のこの日も

私にとっては忘れられない日の

一つなんです。




6年前の今日が

平昌オリンピックの

男子フィギュア

フリーの日だったから。




羽生くんにとっても

私にとっても

とても大切な

この日のことを語らないで

何を語れようか。

(いや今日はRE PRAYでいいんでないかい?w)




ってことで

空気を読まずに

語っちゃいます。




6年前のフリーの日のことを。




2018年2月17日




この日は朝から落ち着かず

ソワソワしていました。




だって

男子フィギュアフリーの日ですよ。




オリンピックの2連覇のかかった日。




まだファンではなかったけど




それがどれだけ大変なことなのか

一応頭では理解していたつもりです。




オリンピック大本命と言われていて

その大本命が金メダルを逃す

なんていうシーンを

これまでどれほど見てきことか。




だから

大本命として注目されている

この選手が

羽生結弦が

果たして金メダルを獲れるんだろうか?




もしかして

プレッシャーに押し潰されるんじゃないだろうか?



って、そんな心配をしつつも



彼ならやってくれるんじゃ

ないだろうかとも思っていました。




少ないですけど

これまでのインタビューとかを見て

その言葉を聞いて

そんなふうに感じていたんです。




あの


「誰が獲ろうと、

僕も獲ります」


っていう言葉を聞いて



言ったなぁ

じゃあ獲ってみせなさいよ



って思った

その思いに応えてほしかった



っていうか



その言葉を実現させる

その瞬間が見たかった

んだと思います。





で、そんなふうに思いつつもやっぱり

内心では緊張で凄くドキドキしていました。




まだファンでなかったのにね。



ファンではなかったけど



もうすでに

だいぶ心を持っていかれてましたからね。




ドキドキしながら

羽生くんの演技を

その時を待っていました。




フリーの日も

ショートプログラムの日同様

待っている間は凄く長く感じました。





最終グループの

羽生くんの番がきて



スタンバイの位置について



『SEIMEI』のあの

最初のポーズをした瞬間




右手の指を2本

口の前に立て



左手は頭上にかざした瞬間




惹きこまれました。




そこは氷の上の世界から

一遍に陰陽師の『SEIMEI』の世界へと

姿を変えたようでした。




私はこの時初めて

『SEIMEI』を観ました。




それまでファンでもなんでもなかったから

この前のタモリステーションでやっていた

2015年のGPファイナルの『SEIMEI』とかも

知らなくて




正真正銘

初めて観たのが

この平昌オリンピックの『SEIMEI』だったんです。




圧巻の演技でした。



いや、まだ演技に入る前から

もう圧巻でした。



頭上に手をかざした瞬間に

空気がピーンと張り詰めるのを感じて



たちまちその場を支配し

その場だけじゃなく

観ている人たちの心を支配した

ように感じました。




私は支配されました。




私の目と心は羽生くんに

釘づけでした。




ジャンプはもちろん

全部綺麗で



後半2つばかり

怪しい降り方のがありましたけど



それでも、転けずに踏ん張ってて

転ける選手が多い中

転けないの凄いと思ったし



そのジャンプを上回って

魅了されたのが



数々の華麗なるステップや

エレメンツたちでした。




しゃなりしゃなり

歩いてるようなステップに



奴凧のようだったり



独楽みたいだったりする

動きに目を奪われていました。




なんていうか

一つひとつの動きが

本当に綺麗でかっこいいって思ったんです。




指先、足先、目線、髪の毛1本にまで

神経が行き届いてるって



観ていて感じていました。




一つジャンプを降りる度

一つスピンを回る度

一つ難しい足捌きをして

一つ指先を伸ばす度



私の心は虜になっていきました。




グイグイと『SEIMEI』の世界へと

惹きこまれていきました。




この人から目が離せない。




最後の3Lzをとんでもない体勢で降りて

転ばなかった時は

凄く安堵して



そこから

羽生くんが「ウィニングラン」と呼んでいる

コレオシークエンスへと続くわけですが



この時の羽生くんの顔が笑っていたとか

そんなことを感じる余裕もなく



ただ圧巻の演技に魅せられていました。




コレオの中の

イナバウアーは知っていたけれど

ハイドロブレーディングのことは知らなくて



この時初めて観て



「何、あの足!?


片方の足は折り曲げて

片方の足はピンと伸ばして


何、あの技!?


めっちゃかっこいい〜〜〜!!」



って

ハイドロの虜になりました。



後に

そのハイドロブレーディングが

羽生くんの代名詞ともいうべき

ものであることも知ったのですが



この時はまだ知りませんでした。



この時はまだ


「あの、足。足のやつ」


ってハイドロのことを言っていました。



あはは。無知すぎる。




そんな私を虜にした

コレオも滑り終えて



フィニッシュのポーズをした羽生くんの

あの顔。



雄叫びを上げたり



氷に手をついたりと



どれも忘れられない姿でした。





右足首に手をやった時

私は初めて思ったのです。




えっ、もしかして

足痛いの!?



まだ治ってなかったの!?




てっきり

治ったものだとばかり思って

観ていたので



羽生くんの足の具合のことなんて

これっぽっちも心配などしていませんでした。




でも、あの仕草を見て

初めて



足のことが気になりだしたというね



まだファンじゃなかった人間なんて

そんなもんです。




そんなもんだけど

そんなもんでも



この『SEIMEI』の演技が

どれだけ凄いのか



どれだけ素晴らしいのか



どれだけ胸を打つのか



どれだけ…




どれだけ言葉を尽くしても

語り尽くせるものではないですね。





このブログを始めた時から

毎年のように



この日の『SEIMEI』のことも

書いていますが



一度として

満足なものが

書けたとは思ってません。




それこそ

私みたいなものが

この『SEIMEI』を語るには

まだ94年早いってことでしょうか?


(2018年に初めて『SEIMEI』のことを

書いた時に「この演技を語るには100年早いわ」

って書いたんです。あれから6年経ったのでw)







そんな平昌オリンピックの『SEIMEI』

ここに置いておきます。











私が心を持っていかれた『SEIMEI』です。






もう

あらがうなんて無理でした。






完全に

完璧に

堕ちちゃいました。





この日を境に

平昌オリンピックを

羽生結弦を

録画し始めました。




遅いって。笑笑




でも、

それまでは

オリンピックは見るもので

録るものじゃないって思ってたので。




だから

ショートプログラムの日だって

フリーの日だって

録画はしてませんでした。




あり得ないですよね!?




でも、そうだったんです。




録画を始めたのは

このフリーの後からです。




それからはもう大変。




とにかく羽生結弦を録らなきゃ

ってBlu-rayレコーダー

駆使しまくりですよ。




堕ちると

こうも変わるのかってくらい

うちのレコーダーに

羽生くんの映像が溜まっていきました。





あはは。





堕ちて本望です。





最高の舞台で

最高の演技で

堕ちてよかったです。





堕ちて幸せです。






羽生くん

そんな幸せをありがとう。





感動を興奮をありがとう。







もう何度も何度も何度も

言ってるけど

また言わせてね。






羽生くん




平昌オリンピック




金メダルおめでとう!




オリンピック2連覇

おめでとう!!










読んでくれてありがとう。









やっぱり昨日のことのように

鮮明に思い出せる。



そんな平昌オリンピックに

いつまでも浸っていたいけど

今日はRE PRAY横浜公演初日。



気持ち切り替えなきゃ。



しかし、羽生くんを応援するって忙しい。



でも、嬉しい。

そして、楽しい。