Ice Story 2023 GIFT


を観て想いを
ノートを元に綴っています。


前回の記事はこちら。





セットリストはこちらです。




オープニング
火の鳥
モノローグ①
Hope&Legacy
モノローグ②
あの夏へ
モノローグ③
バラード第1番
モノローグ④
6分間練習
序奏とロンド・カプリチオーソ
(整氷タイム)
Let's go crazy(バンドのみ)
Let Me Entertain You
モノローグ⑤

阿修羅ちゃん

モノローグ⑥

オペラ座の怪人
モノローグ⑦
いつか終わる夢
右差しモノローグ⑧
Notte Stellata
エンディング
僕のこと(エンドロール映像)
挨拶
GIFT(バンド演奏)
アンコール
春よ、来い
SEIMEI
挨拶





今回は

モノローグ⑧の続きからですね。



この中で語られている

「独り」という言葉について

自分なりに考えてみました。



そもそもこの「GIFT」という物語のコンセプトは



一人と独りの物語。



なんですよね。



初っ端のモノローグ①で語られていたのは

「一人」でした。



できないことをできるようにがんばって

暗いトンネルを進むたび一人になっていった



って語られていて

それはただ単純に人数を表す一人

文字通り一人だったのかもしれないです。



でも、モノローグ⑦や⑧で出てきたのは

「独り」という言葉でした。



独りっていう言葉には

周りには大勢の人がいるけど

孤独を感じるような時に使われるもので



実際、このモノローグ⑧でも

周りにはいるんです、みんなが。



でも、それをいつの間にか感じなくなって

独りだと感じて苦しんでいるんです。




一人を感じている人には

ファンの声や応援を届けることは

(たぶん)出来るし



あなたは一人じゃないよって

その気持ちに寄り添うことも

出来るかもしれないけど



でも、独りを感じている人の

気持ちに寄り添うって

出来やしないんじゃないかと思って。



それはモノローグ⑦の中でも感じたから

そのようにも書いたんですけどね。




ずっとそばにいるよ


みんないるよ


ずっとずっと一緒にいるよ


なくなってないよ


何一つ

あなたは失ってなんかいない




でも、そういう声って

気持ちって

どうすれば届けることが出来るんだろう?



他人がどんな言葉をかけたって

それは届かないのかもしれない。



自分で気づかない限り。




だから

この物語の主人公の苦悩は続いて



【苦しいのは独りになってしまうこと

ともに歩めなくなってしまうこと

いつもともにいたかった

これからもともにいたかった】



と続いて

その後

こんなふうに口にしました。



【僕は独りだ】



そう言って
目をそらすようにうつむいた姿が
印象的でした。


なんで顔を上げない?


真っ直ぐ前を見ない?


目をそらすの?


真っ直ぐ前を向いたら
その先にみんなが、私たちが、私が
いることをちゃんと知ってるから?


気づいてるから?


だから目をそらして
心に蓋をするの?



でも。


【「独りじゃない」
君の声が聞こえたような気がした】

モノローグはこう続いたんです。


ここで言っている
モノローグ⑦でも出てきた
同じだと感じました。


は僕の心が作り出す自分のこと
だと。


正解なのかわからないけれど
もう一人の羽生くん。


羽生くんの中にいる羽生くん。


草だったり
光だったり
風だったり
デジタルの中の羽生くんだったり
黒羽生くんだったり
白羽生くんだったり
仮面を被っていたり
マントのような布でその身を隠していたりする
いろんな羽生くん。


その場面場面で
いろんなものに姿を変える
もう一人の羽生くん。


それはペルソナシャドウ
シャドウなのかもしれないけれど
…いや、ペルソナの方なのかな?


ちょっとこんがらがってきたぞ。
(がんばれ私の脳みそw)



さっき挙げた8つの羽生くんだと
下の3つ、白羽生くん、仮面の羽生くん
マントの羽生くんがペルソナの方で


上の5つ、草、光、風、デジタル、
黒羽生くんがシャドウなのかな?


違うかな?
よくわからないけど、
でも、実はそうやって分類とか
線引きすることも
もしかしたら無意味なことなのかも
しれないって感じてもいて。


だって、どっちも羽生くんだから。
羽生くんの中にあるものだから。


で、そんなもう一人の羽生くんが
「独りじゃない」って声をかけて


それから
「僕は知ってるよ」
って、その気持ちに寄り添って


そして
「辛くて泣きそうになっていいんだよ」
って、自分のことを
自分で認めることが出来たから


だから、この時になってようやく

【独りになんかさせてくれやしない】

って【なんか】っていう部分は
ちょっと引っかかるんですけど


周りにみんながいることに気づけて
星の輝きとかにも気づけて


よかったって
心からよかったって
思ったのでした。



「独りじゃない」っていう君の声は


モノローグ①で心の中から聞こえてきた
「きっと叶うよ」って言う声と
同じものだと感じました。


物語冒頭でちゃんと聞こえていた声。
でも、その不思議な声は消えてしまって
物語最後でまた聞こえるようになった。



なんだか長い旅路の果てに
辿り着いたのがここでよかった。


心の中から聞こえていた声が
また聞こえてよかった。


長い旅の途中で心を見失ったけど
最後にはちゃんと心を取り戻した
っていうことだと思うから。


心から心へ。


ていうか心はいつもそばにあった。
ずっと僕の中にいた。
だって、心なんだもん。


それはこの物語の主人公の話。
主人公の辿り着いた声。そして、心。


心だけじゃなくて夢も。


終わったように感じていたのかもしれないけれど
夢も終わってなかった、って。



これは物語だけど


でも、
現実の羽生くんも、
羽生くんの心もそうなのかな?
羽生くんの夢もそうなのかな?


一度壊れそうになって見失って
終わったと感じて
でもまだ終わってなくて
ちゃんと取り戻した、心も夢も。


そうだったらいいな。
そうだと思いたいです。私は。うん。



独りじゃないって気づいた羽生くんの映像は
この時あたたかな色に包まれていました。




あたたかな色はオレンジ→ゴールドに
金色の光に包まれる



虚ろだった表情にも
あたたかな色が表れて。


モノローグはこんな言葉で
締められました。



【「ただいま」
おかえりなさい
僕の夢
みんなからのGIFT】




もうもうもう
胸がいっぱいでした。



涙が溢れて仕方なかったです。



ここで
【みんなからのGIFT】って
言ってくれるんだ、って思って。



この【みんな】には
私や私たちファンのことも含まれてますよね!?



勝手にそう思ってもいいですよね!?



ずっとずっと苦しかった思いがあって

もしかしたら
羽生くんを鎖で雁字搦めにしてしまって
いたかもしれない思いがあって

その呪縛から解き放たれたように感じられて。



それから、
そんな羽生くんのために
何が出来るんだろうって
何も出来やしないって
いっぱい悩んでいたその気持ちからも
解き放たれたような気もして。


もう悩まなくてもいいのかな、って。


応援することも
想いを届けたいって思うことも
この想いも
ちっぽけなこの想いも
全部ひっくるめて
それを【鎖】じゃなくて
【みんなからのGIFT】だと思ってくれる


って、そういうふうに解釈しました。



もう本当に胸がいっぱいでした。



ただ
言葉を想いをGIFT
噛みしめていました。







羽生くんの帰れる場所



それから私たちの
私の帰れる場所



GIFT




言ってもいいかな?
駄目って言われても言わせてほしい。









「おかえりなさい」






それから






ただいま












読んでくれてありがとう。