ずっとContinues 〜with Wings〜の感想を

継承"をテーマにして書いて来て、
昨日のプル様でやっとひと段落したので、
今日はちょっと違うことを書きたいと思ってやってきました。


CiONTUに関してはまだまだ書きたいことだらけなんですが、
一つのことに没頭して書いていると
そのモードにどっぷりはまり込んでしまうんです。

良くも悪くも他が見れなくなってしまうっていうか、
他を見る余裕がないっていうか、
他をシャットアウトしなきゃ書けなくなるので。

ちょっと無理やりCiONTUから気持ち切り離して、
今日は5月25日に放送のあった
『掘れば掘るほどスゴイ人』の感想を綴ろうと思います。

これなら1回で書ききれると思うから。

きっとFaOIに手をつけてしまったら
1回で書ききる自信がないので。



さあ、もう前置きすでに長いゾww

とっとと取り掛からねば!




『掘れば掘るほどスゴイ人』

この番組、実は見る前はそんなに期待してませんでした。

羽生くん本人が来てるわけでもないし、
似てる俳優さんを使った再現ドラマなんて
きっと大したことないだろうし、
くりぃむ上田さん司会⁇
バラエティに毛が生えたような
あまり深くもなければ感動もしなさそうな、
羽生くん出しとけば世の女性が食いつくとでも思ってるような浅はかな、
もしかして視聴率稼ぎ狙いの番組なんじゃないの!?

って、本当に身も蓋もないですけど
そんなふうに思ってました。

(いやぁ、長らく亀梨くんのファンやってますと、
こういうところ凄く敏感になってしまって、
過去に散々視聴率のことで言われてきたので
こんなうがった見方しか出来なくなってしまってました。嫌ですね。)


そんなふうにまったく期待せずに見始めたこの番組、
羽生くんの部分のみなんですけど、
話が進むにつれ、

お、お、

って思い始め、しまいには、

なんやのこれ!?
感動するやないの!!

って本当にジーンとしてしまいました。



まず、本筋と関係ないところで良かったと思ったのが、
高校生の羽生くんが見られたことです。


頭がいいのは知ってたし
成績もオール5っていうのはどこかで聞いたことがあったんですが、
やはり学校の成績でも常に1位を目指してたんですね。

2位で悔しいって。


羽生くん、今すぐうちの子のために
爪の垢をください!

すぐに煎じて飲ませますから。


空港の片隅で勉強している姿に
何もこんなところでやらなくても、
なんて思ったりもしましたが、
こういうところが羽生結弦の羽生結弦たる所以なんでしょうね。


本当に今すぐ爪の垢を!




この番組の本筋は
羽生くんの金メダルの舞台裏ということで、
再現ドラマもありつつ、
オーサーコーチが当時のことを振り返って
その真相を語るというものでした。



NHK杯での怪我からのトレーニングの様子とか、
その怪我をどうプラスに変えたのかが
再現ドラマを元に描かれていました。

その中で怪我をプラスに変えるため行っていた三つのことが紹介されました。


一つ目は解剖学の勉強をし、
自分の体に耳を傾けながら
忍耐強く計画に沿ってトレーニングしていた羽生くん。
体の仕組みを学ぶため過去には人間工学を勉強していたこともあったようで、
それにより自分の体を効率的に動かすヒントを探っていたとのことでした。


二つ目はビデオを見てイメージトレーニングで脳を鍛えた羽生くん。
以前の映像なんですけど、
感覚がわからなくなったら、
跳んでいる映像とタイミングをコピーして一緒にやる練習を繰り返していたそうです。


三つ目は過去の大会で自分が言っていたコメントを分析していた羽生くん。
自分を鼓舞するというよりかは
メンタルのコントロールをするために力強い発言をして、
未来を確定させなきゃダメとまで自分を追い込んでいったようです。



なんか飄々とした表情でこういうこと言ってますけど、
これって本当に難しいことですよね。

これが出来たら誰も苦労はしないって思いますもん。

それが出来るから
だから羽生くんは素晴らしいんだと思います。


確定させたい未来があって
それを言葉通りにやってのけた
そんな男、羽生結弦。



ショートプログラムで凄い演技をし、


フリーの3回転ルッツで耐えた羽生くん。


今見ても本当にたまらない映像ですね。


よく耐えたと思います。


この足首。
この演技。
この羽生くん。


やっぱりこの映像を見ると
今でも胸がいっぱいになって
こみ上げて来るものがあります。



オーサーコーチはこの時のことをこう言っています。

「本当に奇跡だったんです。

結弦のような精神力を持つ選手は他にいません」


私は

私たちは

奇跡の目撃者だったんですね。


歴史に刻まれた奇跡をこの目で目撃したんですね。



そして

その瞬間を心に刻みつけたんですね。



こんな奇跡

もう二度とないかもしれない。



そんな奇跡の瞬間に立ち会えて本当によかった。


心からよかったってそう思えます。





「羽生選手の逆境の強さ
どこから生まれるの?」

とオーサーコーチは質問され、こう答えています。


「良い質問ですね。

結弦は逆境を必要としているのかもしれない。


困難を乗り越えることで
成長し続けているのです。


結弦こそ本物の世界王者です」



困難を乗り越えた世界王者は

人の薫りのする王者は

こう語っています。


「難しいことをしてる時って
すごく楽しいし、


やっぱり難しいことができるのがうれしいし、
達成感がものすごくあるので


うん

限界がないっていうのは
本当に素晴らしいことだな

と思います」



あなたは
ずっとずっとそうやって
限界に挑戦し続けて来たんでしょうね。


普通の人が
逆境だと思うことも
困難だと思うことも
何もかも

自分で自分に限界だと思わずに
思わせずに

そんなものないと思って

もしあっても
それすらも楽しんで来たんですね。



どこまで凄い人なんでしょう。




そうやって
4回転アクセルも果敢にチャレンジするんでしょうね。


難しいことしてる時って楽しい


って言いながら、


難しいことができるのが嬉しい


って言いながら、

チャレンジしようとするんでしょうね。



どこまで凄い人なんでしょう。




そして

私は

どこまで好きになればいいんでしょう。



どこまで。