朗報がありました。
出版社の三五館の倒産(@@)で、長らく絶版になっていた拙著
『二十歳からの20年間――“オウムの青春”の魔境を超えて』が、
amazonから再版されることになり、新著をご購入いただけるようになりました!
ペーパーバックという洋書のような形ですが、重さは軽くなったのがよいところ。
担当編集者だった中野さんが、三五館シンシャという新しい出版社を立ち上げ、
忙しい中動いて下さいました。
ご一読いただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

『二十歳からの20年間――“オウムの青春”の魔境を超えて』
内容紹介
魔境という名の青春。女を待っていたのは、オウム特有の「グルイズム」(=麻原絶対主義)と
「マハームドラー」(=与えられた試練を超える修行)でした。
薬物人体実験をはじめとする数々の無理難題について、「おかしい」と思う一方で、
「帰依を続けなければ」と考える精神の葛藤が痛々しいまでに描き出されます。
そして、地下鉄サリン事件―― 身に覚えのない容疑での自身の逮捕に至ってもなお、
彼女はオウムと決別できないまま、8年もの年月を過ごします。
しかし、日本各地の聖地を巡り、自然に回帰することによって、「憑き物が落ちる瞬間」を体験、
苦しみを作り出したのも、その苦しみから抜け出していくのも、自分の心なのだという
当たり前の結論にたどり着いたのです(2007年にアレフ脱会)。
自らの精神と深く向き合ったことで書くことが可能となった「心性ノンフィクション」といえます。