大物主神 ~人生楽しくがモットー・日本と世界・人々を想う神~ | 神さまの本音・御利益だけでは解らない神々の気持ちと本来の御加護

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日本の神様って漢字ばかりで意味不明ですよね。文字から噛み砕いて解説してます。

古事記・日本書紀を元に
神名解説とスピリチュアルを融合してお話します。

 今回は「大物主神」についてお話をしていきます。大物主神を祀る神社は多く馴染みのある神様だと思います。ですが、実際大物主神ってどんな神様なのかと問われると解らないのが実際ではないでしょうか?現代では、物語的に有名な神様って訳では有りませんよね。そんな大物主神について理解して頂けるようにお話していきたいと思います。

葛城山・賀茂建角身命(大物主の妻の父)の本拠地

~大物主神とは?~

【神名】

大物主おおものぬしのおおかみ(神社等・一般名称)
御諸山上坐みもろのやまのうえにますかみ)(古事記)

美和之大物主みわのおおものぬしのかみ)(古事記)

大物主櫛甕魂やまとのおおものぬしくしみかたまのみこと)(日本書紀)

大物主櫛𤭖玉やまとのおおものぬしくしみかたまのみこと)(出雲国造神賀詞)

八戸挂須御諸(やとかけすみもろのみこと)(播磨国風土記)

大物主葦原志許(おおものぬしあしはらのしこ)(播磨国風土記)

【神格】

酒の神

水の神

農業の神

狩猟の神
大地の神
薬の神
皇室の守護神

【御利益】

縁結び、子授け、安産、家庭円満、国土開発、産業開発、養蚕守護、交通・航海守護、商売繁盛、五穀豊穣、農業守護、造酒、医薬、製薬、病気平癒、疫病除け、方除、人間生活の守護、禁厭(まじない)、心願成就(大神神社より
 

記紀(古事記・日本書紀)より

話の順序で神名を並べると以下の通り

(参考:実践国文学第91号/明治大学・上田麦著)

↓ ↓ ↓

御諸山上坐

 古事記では、大国主命(瓊瓊杵尊)が出雲地方に居る時『この国をどうやって作ろう。どの神と一緒に作ろうか』と仰せられたときにこの時に【海上を照らして寄って来る神樣】が仰せられた。『御諸山に祀って貰えれば国作りを手伝おう』と。故に、御諸山(美和山・三諸岳・現在の三輪山)山頂に居られる神様御諸山一帯(奈良地方)の土地神で在られた。

美和之大物主

 美和に居る”大物主=偉大なる(大)、物の・支配者(主)”の神様。古事記に於いて、”物”には刺激が有れば発動し神を生みだす要因となったり災いをもたらす一種の力を持つとされている。

大物主櫛甕魂

大物主櫛𤭖玉

 倭国の大物主。櫛(食べ物を均等に分け与えるという意図のある字。古代では呪術的な道具)”甕・ 𤭖”は、酒を入れる容器=甕(𤭖)。ミカと読み美和を示す。魂・玉は同一の意味。また、天津神・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の娘・玉櫛比売(たまくしひめ)と結婚した。故に倭国の大物主は櫛(櫛玉姫)と甕(美和の大神)が一緒になった魂の神様という解釈と倭国の農耕と酒を司る美和を守護する神様という解釈になります。

大物主

 古事記より、神武天皇の皇妃の祖神として「大物主神」という名が初めて現れた。神武天皇の皇妃・媛蹈韛五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)は、大物主神の娘です。

大物主

 古事記より、大物主の血を受けた子孫が反逆者を討つ。そして崇神天皇の件では、『大物主大神』となる。そして、天下の動静を左右することになり、祭祀の中心として描かれます。

橿原神宮

神武天皇と皇妃・媛蹈韛五十鈴媛命を祀る

 

~大物主大神の実像~

 記紀より色々と語られていますが、割と皆さんが知らない神格としては、狩猟の神・水の神という部分ではないでしょうか?これは、古事記の中に語られています。元々出雲に居られた国津神が三輪山に移り大国主大神になられたって事ですね。

 

【大物主大神に訊いてみる】

 実際に大物主大神に訊ねてみることにします。どの様な神様なのか色々有りすぎて判らないですからね。得手不得手等々を聴いてみたいと思います。

「大物主大神様、色々と調べて書かせて頂きました。参拝するにあたり、心構えとかどの様な祈願がいいのか等々教えて頂きたいのでよろしくお願いします」

大物主大神

「先ずは、大国主神と大物主大神よく混同してしまうらしいが、別」

「役目としては似ている。成り立ちは異なる。ご利益的には・・・まぁ問題無いがね」

「神格が違うのだから当然、細かい内容とか加護とか加護の過程・守護の過程・御利益達成の過程及び手順は異なる」

「あぁ、ここで言っておこう。ご利益の過程及び手順とは、物事無から有は生まれぬ。何事にも手順があり作業が生ずる。それなくば、物事は成り立たぬ。故に『棚から牡丹餅』などと言う事は無い」

「神で在ろうとそのようなことは、許さらぬこと。いや、神だからこそ出来ぬ。理を曲げる訳には参らぬ」

「はい。よく勘違いされる方が多いですよね」

「では、どのような祈願方法がよろしいのでしょうか?」

大物主大神

「祈願するにあたり、

まず己の心を統一し、疚しさ(やましさ)を無くして祈願すること

次に、自己保身・自己中心ではなく調和を考え祈願をすること

最後に、○○が叶ったら○○します。という事は、言わぬこと

以上だよ。祈願者の心で多いのがこの辺だ。まぁ最後のは言いたくなるのは解る。神とて言うしな。ただ普通に考えてみる事だ。願うのに条件を出すとはこれ如何に

「わかりました。どの様な祈願が得意ですか?」

大物主大神

「多岐に渡るので得意という言い方はちょっと違うのぉ。興味を持つ祈願というものは有る」

「例えば狩猟関連とか言われたら嬉々として叶えてしまうだろう」

「また《楽しくい生きたい》《ハツラツとして生きたい》《輝いていたい》等々の祈願も嬉しい」

「困るのが・・・離縁、決別。多々理由は解るが怨念が籠る願いはダメだ。本人に返ってきてしまう。理由はどうであれ怨念だけは持ち込まぬことだ」

「わかりました。色々ありがとうございます。最後に伝言とかありましたらお願いします」

大物主大神

「願いは何であれ受け付けよう。上記の条件を飲めばの話だが」

「昨今、願いだけは立派だが実情が伴わない(自己努力が足りない)者が多い。大変嘆かわしい」

「国情についても話しておこう。物心豊かな世になり神仏を敬う余裕が世に出来てきたことは嬉しく思う。神仏に頼るでもなく畏敬の念が最近感じられるようになってきた。世の人が変化するにつれ神の大鉈が振るわれることが出来る。神・人・一体となり世が変わっていく。日本に限らず世が代る。『変』ではなく『代』である。新たな価値観・新たな視点・新たな試み・新たな人類。可愛い人の世。皆。」

「倭国(日本)は、わこく=和の国であることを忘れてはならない。これを世(世界)に発信し実践できるように皆精進すれば何事も解決していく」

「何事も解決とは、私事も含めてである。公の想いが私事に影響する。私⇒公ではない。公⇒私であることを心得よ

「ありがとうございました」

 

~最後に~

 今回は、大物主大神様に色々お聞きしました。予想外の内容だったので自分自身ちょっとあれ?って思ってしまいました。どこまで人々に伝わるか解りませんが発信できたことが良かったなと思います。

 

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