昨日、伝言板に残されたメッセージを見た時には、ビックリ

しすぎて、心臓が止まったかと思った。


生きててくれたのが分かったのは嬉しかったけど、すぐに

心配になる。


言いたい事って何だろう。


この街にも帰ってこれない、とかなのかなって、悪い方に

考えそうになるのを、頭の中から浮かぶたびにぱっぱって

払いながら支度してたら、待ち合わせの時間を過ぎてた。


慌てて、待ち合わせ場所として指定してくれた海に急ぐと、

何だか歩道と砂浜の間くらいのところで、人影が。

違う人かもって内心心配しながら、遅れてごめんって

言ったら、合ってた。


…良かった、合ってて。


久しぶりって言おうとしたら、手で制されて、ちょっとビックリ

したけど、でも、かいとくんから1番聞きたかった、ただいまを

聞けたのが嬉しくて。つい笑顔になった。


ずっとずっと、言いたかったんだ。

おかえり、って。


前よりも、けがは増えたみたいだけど、こうして会えて、

話せるのが。何よりも嬉しい。


嬉しくて泣きそうになったら、おろおろさせちゃったけどね。


伝言も、1番伝えないと、って思ってた人には伝えられた事

だけは、報告した。


…ますたーにわたしから約束したのにうっかりすっぽかした

ことは、内緒。今度花見するって言ってたから、会えたら

いいなぁ…。


ま、まぁ。それは置いといて。


これからは、かいとくんがどうするのかを尋ねたら、向こうの

街で、手作りのものを売るお店を開く予定のトモダチの手伝い

をするために、住むらしいって答えが帰ってきた。


まだ、住む場所は決まってないらしいけど、決まって、住める

ようになったら、遊びに行ってみたりしたいなー。


お店に遊びに行く約束は、した。

売ってるものは、手作りで手間がかかるだけあって、ちょっと

だけ、手が届くか心配だけど…今から、節約してお金貯めたら

だいじょぶなはず。うん。


早くお店が出来て、遊びに行けたらいいな。


かいとくんが、思い出したみたいにぽっけを探って、丸い木材に

クローバーを咥えた鳩さんが彫ってあるブローチをくれた。


かいとくんが、お礼にってことで、作ってくれたらしい。


すごくすごく嬉しくて。早速コートにつけた。

これで、しまい失くした、なんてことは絶対になくなる。

うっかりして壊したり、汚したりしないようにしなきゃね。


ありがとうってお礼を言ったら、かいとくんの顔が赤かった、

ような気がするけど…気のせい…だろうなぁ。きっと。


夜も遅いから送ってくよって手を差し出してくれたかいと

くんの手を握って、また伝言板で会いたくなったら呼び出して

もいい?って尋ねたら、いいよって言ってくれたから。

嬉しくて、やったって小躍りしたくなりながら、一緒に色んな

話をして帰ったんだ。


家の近くまで送ってくれて、分かれるときは。


さよなら、じゃなくて。


また今度って言えたのが、すごく嬉しかった。



うん。また今度。

今度会えた時も、今日みたいに笑って話せたら、いいな。