シロとオトと一緒に、夜の丘でピクニックをした。
きっかけは、オトが言った一言。
マナが作ったご飯を食べてみたい。
それじゃあ、ピクニックみたいにお弁当を作って食べようかって
話が盛り上がって。折角だから、シロも一緒にどうかなってことに
なった。
オトに手紙で作って欲しいおにぎりの具とか、おかずとかを
教えて貰って、一生懸命作ったよ。
わたしが食べたいおかずも食べてみたいから入れてって
書いてあったから、ハンバーグときんぴらごぼうとかぼちゃの
煮物をオトが食べたいって言ってた料理に追加して作ったんだ。
おにぎりもいっぱい握って、おかずもいっぱい作って、デザートで
メロンとスイカとパイナップル…だったかな?を切って、タッパーに
入れて。
準備が大変だったけど、すんごく楽しかった。
天気が心配だったけど、部屋に作っておいたてるてる坊主の
おかげで、雨は降らなかった。
くもり位が丁度いい。暑くもなく…ちょっとだけ、涼しかったか。
うん、でもそれ位がいいな。
東屋のベンチに座って、色々話しながら食べたんだ。
すんごく美味しかった!!
…って、自分で言ったら…ダメか。
でも、大好きな人達と一緒だったからか、食がすすんだよ!
ふふふ。美味しかったな。
何でいっぱいお話して、笑って、お外で食べると美味しいんだろう。
幸せだなぁ、って思いながらのご飯っていいね。
シロの髪の毛が元々は黒くて、白いのは脱色してたから、って
今日初めて知った!
髪の毛の色を抜いてるのに、意外と傷んでないんだよ。
シロの髪の毛って。すごいよね。
わたしがやったら、ギッシギシになっちゃいそう…。怖くて無理。
オトが眠くなっちゃって、ツナマヨと鮭のおにぎりを1つずつ残して
それ以外は持ち帰り。全部食べたかったのに食べられなかったのが
心残りだったんだって。ふふ。
ジャージのポケットに入れて、帰っていったのを手を振りながら
見送ったよ。
…かなり眠そうだったけど、歩き方がしっかりしてたから、大丈夫…
だといいな。途中でオトが寝たりしませんように。
オトが帰ってから、お弁当箱を片付けつつ、シロとお話をしたよ。
片付け終わってから手を繋いで、どんな食べ物が好きか、とか。
どうしても食べられない食べ物は、とか。教えてもらった。
わたしと同じでシロもアボカド、脂っこいお肉が食べられないんだって。
同じだねーってちょっと嬉しくなった。えへへ。
お肉は脂身がほとんどないお肉かささみを使うことになったよ。
脂身がないとお肉がパサついちゃうけど、食べられないものは
食べられないのだ。無理!
…トマトジュース、美味しいのにな。トマトもダメ、なのかな。
後で訊いてみよう。
食べてみたい料理、と訊いたらオムライス、と答えが返って来た。
オムライス、美味しいよね。わたしも大好き!
たまねぎとにんじんとピーマンをこまかーく切って、ささみも切って
炒めて。ふわふわとろとろな卵で包んで。
ケチャップで「シロだいすき」って書くって約束したんだ。ふふふ。
…文字が崩れませんように。
崩れちゃったのはわたしの分にしようっと…。
すときが難しそうだから、後で特訓しないとかな…。
シロにわたしのお父さんとお母さんのことについて訊かれて。
思い出すの久しぶりだなぁって思いながら、話した。
途中でわたしの歳を言ったら、シロはビックリしてた。
そういえば、まだ教えてなかったんだって気付いて。
誕生日と一緒に歳を教えたんだ。
そんな話の流れで、シロの誕生日っていつになるんだろうって
ちょっと気になって、訊いてみる事にした。
シロは「シロ」だけど、シロの中には色んな人がいる、から。
はっきりとした生まれた日っていうのは、覚えてないみたいだった。
ちょっと残念。
わたしが「シロ」って名前をつけた日が誕生日ってことにした。
5月22日。初めてシロとお話した日。
来年、一緒にお祝いしたいな。
シロの体の年齢は23歳、って言ってた。
意外と歳が近いんだなぁって新しい発見。
えーっと…6歳差、か。うん。いいと思う。ふふ。
とっても時間が経ったみたいに感じるけど、まだシロと知り合って
1ヶ月とちょっと。
振り返るとそれだけしか経ってないんだってビックリする位、充実してて
幸せな1ヶ月だったなぁ。
こんな日々が続きますように。
喧嘩して仲直りして。
たまにイチャイチャしたりして。
平凡で、どこにでもありふれてるかもしれないけど、わたしにとっては
かけがいのない、大切なもの。
一緒にいると気持ちが穏やかで優しい気持ちになる。
そんなシロと今日も一緒にいられる事に感謝を。
ありがとう。
