炭鉱で光るアンモナイトの欠片を掘り当てた。
岩が崩れて帰り道がふさがった時はちょっとあせったけど、
何とか出られて良かった…。
やみいちで売ろうと思ったら、人波に飲まれた。
東京砂漠じゃなくて回帰線砂漠ー?!と波にもまれてつぶされ
かけてたら、あきらが助けてくれた。
ロワを探してますってビラを貼ってたんだって。
他にも用事があるっぽかった。
人があまり居ないところで話してたら、そうまも来た。
そうまは食材調達で来たんだって。
そのまま話してたら、ナオトが通りかかって、あきらが貼った
ロワのビラを剥がしてた。
そのままどこかにしまってたから、もしかしたら探してくれるのかも
しれないな、と思ってたら、あきらが話しかけてた。
でも、無視に近いくらいの対応をされて終わりだった。
・・・無視されないだけマシだと思った方が良かったのかもしんない。
あきらはその対応がショックだったみたい。
どこかに電話をしてすぐ来いってだれかを呼び出してた。
しばらくして現れたのは片目のおにーさん。
あきらはおそいとか、他にののしるようなことを言って、
おにーさんのみぞおちをなぐった。
・・・あきら。昨日注意したばっかじゃんか。
誰かを壊そうとしちゃダメだよ。
誰かを力で従わせようとしてもだめだよって。
病院で、少しずつかもしれないけど、力で解決しようとするクセと
頭に血が上ったら周りが見えなくなるのを治す努力をすると言ってくれた
言葉を信じてたから。
・・・正直、すごくショックだった。
そうまがわたしが渡した布にクスリをしみこませて、口と鼻をおおうのを
ただ見てるしか出来なかった。
あきらはあばれて、わたしがそこに行ってもただの足手まといなの
分かってたから。
しばらくして、静かになったあきらを引きずって、こめかみから血を流した
そうまは帰っていった。
なわでしばって、かんきんするんだって。
後で説教しに来て、って頼まれたから頷いて、はとさんで改めて
連絡するって言っておいた。
残されたおにーさんと話した。
どういう気持ちであきらと一緒にいるのか知りたかったから。
わたしがどういう考えなのかを伝えて。
おにーさんの考えを聞いた。
・・・そこには救いがないと、思った。
ただ2人でダメになるだけだと、思った。
このままあきらをこのおにーさんに任せていたら、あきらは
壊れていくだけだと思った。
あきらだけじゃなくて、おにーさんも壊れるだけだと、思った。
それだけは避けたかった。
あきらに会いたいと言っていたロワの為にも。
あきら自身の為にも。
おにーさん自身の為にも。
・・・ただ壊れていくのを見てるだけではがまんできない、
自分の自己満足かもしれない。
それでも、できる事があるならしたい。
ロワとあきらがもう一度会って話すためにも、ここであきらが
壊れたり、このままの状態でいるのは良くない。
おにーさんの気持ちとか考えが分かったから、その場からはなれた。
海で1人で考えてたらはっちゃんが来た。
髪の毛短くなってから初めて会うからビックリされた。
ごめんね。ビックリさせちゃって。
ホワイトデーのお返しを貰った。
大事に食べたいな。
すっごく美味しそうなの。
それで、考えごとしてたってはっちゃんに言って、良かったら
聞かせてはっちゃんが言ってくれたから、すごく長くなったけど、
話した。
すごくありがたかった。
ありがとう。はっちゃん。
どうしていいか分からなくなった時は、はっちゃんが
すーっと、ホントに鳥さんみたいに現れて、話聞いてくれるんだ。
ありがたいなぁって、しみじみ思った。
がんばるよ。
少しでも、後悔が残らないように。
ホワイトデーのお返しと紅茶、ごちそうさま。
後でアンモナイトの欠片見せるね。
