昼間いっぱいねたら、眠れなくて、ふらふらしてたら森に出たの。


森をぬけて、草がいっぱいのところに出たら、赤いかみの毛の

おにーさんがタイヤの上にすわってたの。


・・・けいしーがかえってきたのかなって、おもった。


せも同じ位で、かみの毛も同じ赤で。

暗くてかお、みえなかったから。


うみの近くにいるはずなのに、なんでここにいるんだろうって

おもって、おもわず「けいしー?」ってきいちゃった。


そのおにーさんはけいしーじゃなかったけど、

とってもやさしそうなおにーさんだった。


けいしーのこと、いろいろきいてくれたの。

いっしょうけんめいせつめいしたらね、やさしいおとーさんに

にてるっていってくれたのうれしいって言ったの。


わたしもそう思ってもらえたの、うれしかった。


けいしーとはやくあえるといいね、っていってくれたの。

うれしかった。


おにーさんは生まれた時からひとりなんだって。

でも、トモダチがたくさんいるからさみしくないんだって。


すごい。

わたしはトモダチふえたけど、やっぱりひとりになると

さみしくて、ちょっとなきそうになる時あるのに。


おにーさんはそうじゃないみたいだった。

すごい。


トモダチふえるとさみしくないから、おトモダチになってくれる?って

そのおにーさん、言ってくれた。


すごくうれしかった。


そのおにーさんはサキタっていうの。


立ったら、せがけいしーよりもちょっとだけおっきかった。

からだもけいしーよりほそいかも。


にてるから、ついくらべちゃう。

くふふ。


サキタとトモダチになって、サキタはおふろにはいるから

かえるね、って言ったから、ばいばいってわかれたの。


ごみの中から、なにかさがしてたみたい。


なにさがしてたんだろ。

みつかったのかな。


そうだといいな。


サキタ、またあそぼうね。

またおはなししようね。