前回 ① スキー編 ・ ② フランス料理編 を書かせて頂きました
1983年に出版された 「 見栄講座 」 ですが
今回は キャリア・ウーマン編 です。
キャリア・ウーマン という言葉自体が死語だと思いますが
この頃はまだ、3 ~ 4年OLをやったら 寿退社 しようという意識の女性が
多かったように思います。
私が通った高校では、90%以上の女子が進学しましたが
私を含め、その70%くらいが短大に行ったのです。
当時は結婚適齢期が 23 ~ 24才 くらいと言われておりましたので
四大卒の女性だと仕事を教えても1 ~ 2年で辞めてしまうということで
企業が採用したがらないなどということが、まことしやかにささやかれていました。
ですから四大に進学した女性は、専門の仕事を目指している人か
はなから仕事をする気はなくて、卒業と同時に結婚したいので
お嬢様女子大卒 というプロフィールをお見合いに活かしたいという
両極端な人が多かったように思います。
ですから、キャリア・ウーマンという言葉はこの頃が最も輝いていたのではないでしょうか。
これを読むと、私はキャリア・ウーマンとは正反対な人間なのだと思います。
ゴキブリやネズミには大騒ぎするし、コーヒーはミルクを入れないと飲めません。
シャワー は夜派ですし、免停どころかペーパードライバーです ^^
タバコは吸いませんし、運動も嫌いですね。
これはキャリア・ウーマンが一人で飲みに出かけた場合について書かれていますが
ポケベル のことや 公衆電話 を使う為にお金を崩してもらうことが出てきていますね。
実は私は、ポケベルという物を使った経験がありません。
よく 「 14106 」 を 「 アイシテル 」 という意味で
彼と送りあったなんて話を聞くのですが、どうして私は知らないのだろうと調べてみましたら
こういった語呂合わせが流行りだしたのは 1992年頃 らしく、納得がいきました。
私は子育て真っ只中で、別世界の住人でした。
公衆電話も今では影を潜め、たまに見かけても人が使用しているところを
見たことがありません。
懐かしい 赤電話 。
家族に聞かれたくない内容の電話は、10円玉 を握りしめて公衆電話に走ったものです。
皆さんもご記憶にありますでしょ ?
10円玉が落ちる音 !!
懐かしいですねぇ。
後に 100円 が使えるようになったのは良いけれど、おつりが出ないって酷いですよね。
急用なのに100円玉しかなく、お金を崩すところもなくて
泣く泣く入れて数秒で会話が終わったときの虚しさ ^^
最後はキャリア・ウーマンとは関係ない方向に行ってしまいました。
実は私は、人生で一番後悔していることが
学生時代に自分の 仕事 について、しっかりと考えることなく就職してしまったことなのです。
もっと 生涯に渡って続けられる仕事 を、深く考えるべきでした。
何かができたような気がしてなりません。
そうしていたら、この筆者が言う美人でないほうのキャリア・ウーマンに
なっていたかもしれませんね。