我が家の断熱仕様①:基礎断熱の徹底解説

注文住宅を検討する際に、我が家では3つの断熱仕様を重要視していました。

  • 基礎断熱
  • 外張り断熱+充填断熱
  • 窓はトリプルガラス

今回はその中でも基礎断熱について詳しくお話しします。私たちが選んだタマホームの商品は、基礎断熱が標準装備されています。

基礎断熱の具体的な仕様

基礎断熱の立ち上がり部にはスタイロフォーム75mmを採用しています。スタイロフォームはシロアリ対策の断熱材として知られています。北海道では基本的にシロアリの心配は少ないものの、安心感を高めるための材料として利用しています。

基礎水平面には、20mmの押出法ポリスチレンフォームが使用されています。私たちが住んでいる地域では冬場の凍結深度が60cmとされていますので、この程度の断熱が必要とされます。

実際の断熱効果

冬になってから、床下点検口から基礎部分に触れてみましたが、確かに冷たさを感じませんでした。我が家ではセントラルヒーティングを採用しており、各パネルヒーターに温水配管が伸びていますが、それを考慮しても断熱効果は非常に優れていると感じました。

基礎断熱のメリット

エネルギー効率の向上: 基礎断熱をすることで、床下からの冷気の侵入を防ぎ、暖房効率が大幅に向上します。結果として、冬場の暖房費を節約することができます。

快適な住環境の実現: 基礎断熱は床下の温度を安定させ、室内の快適性を高めます。特に冬場でも床が冷たくならず、足元からの冷えを防ぐことができます。

建物の耐久性向上: 基礎断熱によって結露の発生を抑制し、建材の劣化を防ぐ効果も期待できます。これにより、建物の寿命を延ばすことができます。

基礎断熱と床断熱の違い

基礎断熱

基礎断熱は、建物の基礎部分に断熱材を設置する方法です。基礎全体を断熱材で包み込むことで、地面からの冷気や湿気を防ぎます。

メリット: 地面からの冷気や湿気を効果的に遮断。建物全体の断熱性能が向上し、温度の均一化が期待できる。床下空間の温度が安定し、配管の凍結防止効果もある。

デメリット: 施工が難しく、専門的な技術が必要。初期コストが高い。

床断熱

床断熱は、床下に断熱材を設置する方法です。床板の下に断熱材を敷き詰めることで、床面からの冷気の侵入を防ぎます。

メリット: 施工が比較的簡単で、コストも低め。リフォームでも導入しやすい。

デメリット: 床下空間の温度管理が難しいため、配管の凍結リスクが高い。基礎断熱に比べて断熱性能が劣るため、全体的な温度の均一化が難しい。

省エネ地域区分と断熱方法のおすすめ

地域区分1・2(北海道・東北地方)

これらの地域は非常に寒冷であり、高い断熱性能が求められます。

おすすめ断熱方法: 基礎断熱、トリプルガラス窓

地域区分3・4(関東・中部地方)

これらの地域は比較的温暖ですが、冬の寒さ対策が必要です。

おすすめ断熱方法: 床断熱、二重ガラス窓

地域区分5・6(九州・四国地方)

これらの地域は温暖であり、夏の暑さ対策が重要です。

おすすめ断熱方法: 外張り断熱、高断熱屋根材

タマホームの基礎断熱の特長

タマホームの商品は、標準仕様として基礎断熱が採用されているため、追加費用をかけずに高品質な断熱性能を享受することができます。また、スタイロフォームや押出法ポリスチレンフォームといった高性能な断熱材を使用しているため、断熱効果が高く、長期間にわたって安定した性能を発揮します。

終わりに

これらの情報が、これから家を建てる方々の参考になれば幸いです。基礎断熱と床断熱の違いやそれぞれのメリット・デメリット、さらに省エネ地域区分に応じた断熱方法のおすすめを理解することで、より良い住宅環境を実現するための一助となれば幸いです。

次回は、壁の断熱仕様について詳しくお話しします。それでは、お楽しみに。

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