『お母さんは 幸せなんだ』


私が何の躊躇もなく


納得した瞬間だった様に


数日 経過して感じている




数日前


母との会話の中で


こんなやり取りがあった



「今 正に 番狂せ中なのよ


まったく こんなことになるなんてね



とんでもない人と



結婚しちゃったと思ってた」



私の育った家庭は


子供が 自由に話したり


遊んだり そんなことができる家では


なかった


両親は 長い間 家庭内別居状態で


会話もなければ 顔も合わせない


そんな生活を送っていた




それが 1年前に急展開した



父の病気をきっかけに

父が認知症に罹患していることが発覚して



生活が一変したのだ



「あのお父さんから 


ありがとうなんて言う言葉を

聞くなんてね…




離婚て言われた時に 


備えていたのにね




今 正に 番狂せ中なのよ


まったく こんなことになるなんてね



とんでもない人と



結婚しちゃったと思ってた」



この言葉を母から聴いた時


私の中で


一区切り 着いた


何かが 終わった


収まった


腑に落ちた


落ち着いた


そんな感じがしたのだ



そして 数日経過して


思うのは


あの時 母との会話で 私は


『お母さんは 幸せなんだ』


私が何の躊躇もなく


納得した瞬間だったのかもしれない


ということだ



私は


今まで いくら母が


幸せよ


と言ったところで 


全く信じられなかった


無理してる様にも感じたし


この状況を幸せという母を


私は許せなかったのだと思う



でも


この前、母は自分のことを幸せとは

言わなかったけれど



私には


母は 幸せなんだなと自然に思えた



もしかしたら 初めて思えた



それは 上手く言えないけれど



私が 自分が幸せであることを

認めたからかもしれないとも

思うのだ



認める?

そんな大げさなことではないけど



それは やはり自然に


ただ ただ 幸せだなって感じることが


増えたから 



そんな風に思う



『お母さんは 幸せなんだ』



よかった  よかった



嬉しいな



なんか 終わったなって感じ




私はマザコンかしら?


ま それでも いいや



私の人生の中で


母が幸せなんだと思うことができて

良かった



私が一生懸命頑張らなくたって


お母さんは ちゃんと幸せに

なりましたとさ



小さい私 おつかれさまね♡