あなたは、陰口を言われたことがあるだろうか。

その陰口を引きずって、悩んだこと、学校や職場に行きづらくなったことがあるだろうか。

唐突だが、私が生きる上で礎としている言葉があるので聞いていただきたい

「自分の人生の主役は自分でなくてはいけない」

これは、人気芸人である設楽統さんがとある番組で発した言葉であるが、これを受けて私が考えた十三番目の田中論をぜひ胸に留めてみて欲しい。

 まず、自分の人生を漫画だとしよう。一年一巻大体は八十巻で終わる、まあ長寿作である。

あなたが高校生だとして今あなたという漫画は現在十七巻、まだまだ序盤である。

主人公は君だ、例えクラスメイト三十人全員から見て脇役だとしても、君からすればただ一人の主人公、タイトルも君だ。

さて、漫画は当然主人公にスポットライトを当てて進行する。そうでないなら主人公とは言えない

どうだろう、想像してみて欲しい、大して言葉を交わしたことも無いクラスメイトの陰口に照準を当てて進むのがあなたの物語だろうか。

いやいや、そんな人間はせいぜい漫画の1巻3ページ目にでも出てくる出席を取るシーンの「十三番目の田中」くらいの立ち位置だろう。

その人間を中心に展開していくのか?そんな漫画を読みたいと思うだろうか。

その役割を果たしていいのはせめて親友、彼女や家族だろう。

直接関わっても来ない人間にページを割くのはもったいない。そんなことに1巻2巻を渡していたら読者も飽き飽きしてしまう。

主役は君、君以外にはなり得ない。

どうだろう、一歩踏み出してみるのは。