今日は、『僕はイエローでホワイトでちょっとブルー』の読書感想文書いてみた的なブログです。↓にリンク貼っときます。
1.あらすじ
人種差別、経済格差、LBGTなどさまざまな問題を、乗り越えながら少しずつ息子が成長していく様子が描かれています。(日本に住んでいると感じにくい上記のような問題を、本書を通して感じることができます)
2.感想
2-1 多様性とは?
最近よく耳にする「多様性」。本書の中でも頻繁に多様性と言う言葉が出てきます。
多様性(ダイバーシティ)とは異なる性質の存在が幅広く存在すること。
ビジネスにおいては会社組織内において、性別や年齢、学歴、信仰、働き方、経験など、さまざまな性質を持った人々が所属している状態を指します。自分は平等な社会を形成する上でも、強い組織を形成する上でこの多様性は重要なポジションにあると思っています。
2-2 多様性は複雑!?
本書から抜粋↓
子「でも、多様性っていいことなんでしょ?学校でそう教わったけど?」
母「うん」
子「じゃあ、どうして多様性があるとややこしくなるの」
母「多様性ってやつは物事をややこしくするし、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」
子「楽じゃないものが、どうしていいの?」
母「楽ばっかりしてると、無知になるから」
とわたしが答えると、「また無知の問題か」と息子が言った。以前、息子が道端でレイシズム的な罵倒を受けたときにも、そういうことをする人々は無知なのだとわたしが言ったからだ。
母「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」
前文で述べた通り自分は、平等な社会を形成する上でも、強い組織を形成する上でこの多様性は重要なポジションにあると思っています。しかしその反面、多様性とは複雑で難しく理解しにくいといった問題点があります。
2-3 多様性の問題点 〜多様性が複雑で難しく理解しにくい理由〜
①1つ目は型の形成。
「こうでならなければならない」、「こうあるべきだ」、「これが普通」、「これは違う」、「それは不可能」といった「型」が大人になる度に形成されるからだと思います。幼い頃は上記のような型にハマらず自由だったはずです。大人になるにつれ何処からか、誰かからの影響で無意識のうちに型が形成されてしまい、その型に合わないモノを受け入れられなくなってしまうのではないのでしょうか。
②2つ目は仲間意識の発生。
本書の中で、「どこかに属している人は、属してない人のことをいじめたりする。でもその反面、属している仲間のことを特別に守ったりするでしょ。」というシーンがあります。
仲の良いグループ。専門性のあるグループ。考え方が似た人が集まったコミュニティ。こう言ったグループやコミュニティでは打ち解けやすいことや意見がしやすいと言った良い面もたくさんある。
しかしその反面、客観的(他視点)に物事を見にくい。考えが固着しやすく適正な判断ができていない場合がある。等々良くない面もあります。
例えば、農業で言うと慣行栽培は体に悪い、無農薬栽培は体に良い的な考え方。
①や②と言ったこと(他にも要因は多々ある)が多様性を複雑・難しくし、理解しにくくする要因なのではないのでしょうか。これらの要因が拡大し結果として偏見、差別に繋がってくるのではないのでしょうか。
2-4 解決方法
多様性の問題点を解決する方法があります。しかもとっても単純です。
それは「エンパシー」です❗️自分も初めて出会った言葉です。相手の立場に立ち考え理解する能力です。このエンパシーのことを本書で息子は「自分で誰かの靴を履いてみること」と答えています。履き心地の良い靴を脱ぎ、履き心地の悪い靴を履き、履き心地の悪さを感じなければ他人の感情や経験は理解出来ないと言うことです。
でも実際問題、誰かの靴を履いてみることが非常に難しい… でも、「難しいから」、「関係ないから」、「興味がないから」といって無視していい問題でもありません。
いきなり理解をする(誰かの靴を履く)ことは難しいかも知れませんが、相手を理解しようとする気持ち・意識を心の片隅においておくことはできるはずです。
「みんな違ってみんないい」ふと思い出しました。
3.考察
差別や戦争。物事を難しくするのはいつも自分達。平和や平等。答えは複雑なようで単純。遠いようで近い気がします。
多様性溢れる時代、僕はどうやって生きていこうか。不安半分。期待半分。