皆様、こんにちは。
週末はいかがお過ごしでしょうか。こちらは雨と寒さが戻って来そうなので、午前中にがんばって芝生の手入れをして、雨を待っている所です。ウチの芝生は今、茶色になっちゃったかわいそうな箇所が多いので、たくさん雨をもらって欲しいです。人間に合うように化学処理されている水道水をいつももらっている事を考えると、雨って、芝生ちゃんたちにとってはとてもごちそうだと思うんです。だから、たくさん飲めるように、この前園芸用品屋さんで買った、芝生が水を取り込みやすくする鉱物の粉というのを撒いてみました。効くといいな。
昨日は廃棄野菜救済ボックスが届いたのですが、こんなおナスさんがいらっしゃいました。鼻の高いイケメンさん。
物思いにふけっているような、頭脳派の風貌だと思いません？
そして、コーヒーカップに引けを取らない太さのおネギちゃん。今晩、塩焼きになっていただこうかと思っています。甘味が出ておいしいのよね。
で、「大きなおネギ」と同時に、「大きな木」の絵本が届きました。雑誌 anan で岡田師範が小さい時に好きだった本、と書いてあったので読みたくなって、Amazonで配達してもらった物です。読んでよかったです。
オカダのジショの中で、師範がこの絵本の作者さんの写真の事をちょっと書いていたのは、その時は気に留めていなかったのですが、裏表紙が作者さんの大きな写真でした。結構なインパクト。そして、それが「どうする’家康」で阿部寛さんが演じた信玄公にちょっと似ている感じなんです。もしかしたら信玄公を見てこの絵本を思い出したのかな、なんて勝手に思って楽しくなっちゃいました。
ここから絵本の内容に触れさせていただきます。
大きなリンゴの木が、自分の所に遊びに来てくれる男の子に、小さい頃は葉っぱやリンゴの実をあげて、とても仲良しになります。その後、成長してお金が欲しいという少年に、実を全部とって売る事でガールフレンドとすごすお金を作らせてあげたり、大人になってからは枝を全部切らせて家を建てるのに必要な木材をあげたり、幹を切らせて商売のために必要な船になってあげたり…と（元）男の子を助けるために、切り株だけになってしまいます。年月が経って老人となってしまったその子がやって来た時に、切り株の自分に座って休ませてあげる事ができて、またリンゴはとても幸せな気分になれました、というお話でした。
このお話って、どの年齢で読むかによって、すごく印象が違うというか、好きになれない事もあるんじゃないかな、という気がします。私は言ってみたら、まあ、もう切り株になった段階なので、葉っぱや実、それに幹も子供たちにあげられてよかった。切り株になったこれからはゆっくりお日様浴びてここで座っていられたら幸せ。実をあげたのも、幹を切らせてあげたのも、私自身がそうしたかったから。これからは、子供や、誰かが時々会いにきてくれて、自分に腰かけて休んでもらえたら、もう期待以上の最高な幸せ、という気持ちなんだろうな、というのが解ります。
でも、今、色々と我慢しながら他の人のために忙しく一生懸命働いている人たちが読んだら、「私の人生って何なの？」という悲しい気持ちになる事もあると思います。そういう方々は読まない方がいい場合もあると思うので、表紙にそういう注意書きを付けておいた方がいいんじゃないか、とさえ思いました。
読み手の世代によってものすごく印象が違いそうです。
そして、子供たち。まず、この本が大好きな子供たちがたくさんいるといいな、とものすごく思いました。と言うのは、この話を大好きになれる子供たちって、きっとこの大きなリンゴの木のような存在が近くにいたり、離れていても、無償の愛を自分に注いでくれる人の存在が信じられて、日々安心を感じていられる子たちだと思うんです。自分の事を大好きでいてくれる誰かが見守ってくれていて、困った時にはいつでも助けてもらえるという事が信じられると言うか。そういう安心感や信頼があってこそ、他人のために身を削って切り株になってしまう木が気の毒だと思ったり、無償の愛に感謝して、逆にわがままを言っちゃいけないぞ！という気持ちも生まれるんじゃないでしょうか。
子供たちが ♪どうかしあわせ～で～ あり～ますように～♪
だから、岡田さんがこの絵本を好きなのはとてもうれしい事だな、と思いました。14歳でくるくるドライヤー一つで東京に遊びに行ったらいつの間にか転校手続きをされて、そのまま知らずに家を出る事になってしまったなんていう背景を知るから猶更、無償の愛をくれるリンゴの木のような存在を感じていたのだと思うと、胸がアツくなります。周囲にたくさんの愛をくれるストイックな努力家の陰に、お母様のすばらしさを感じてしまいます。
これからもずっと推しが幸せでありますように！
それでは皆様素敵な週末を！
