残念であるが、我が国日本であると言わざるを得ない。

 国民や憲法のもと、平和国家、世界平和に寄与したいと願う人々により、日本が暴走することは有り得ないが、まちがいなく、米国・中国・ロシアなどが束になってもかなわない、世界一の技術を開発しすぎてしまった。

 例をあげていこう。

 1、

 日本のロボット工学、技術は、間違いなく最先端を行っており、米国は20年ほど遅れている。

 2、
 
 有り余るほどの、原子力発電で生成されたプルトニウムを、長崎型原爆の約2万発分、いやそれ以上保持しているということ。

 3、

 産学、国の複合体になると、その人々の頭脳は、世界一であるということ。


 で、これらの実証に移る訳だが、人工知能と言っていいほどの水準まで発達した、コンピューター技術、そして熟練した、中小企業の技術者の存在。
 携帯電話の小型化、リチウム電池などを収めることの出来た技術と頭脳。
 中小企業の最先端技術は驚くべきことで、鋳型の開発により、現在のような様々な機能を搭載できるようになった事実。
 また、天体望遠鏡などのレンズなどは、ほとんど日本で製作されている。

 ロボット、特に人型のロボットなどは、アイボなどどころではなく、通信技術の発展と共に、人間の病気治療の手術にまで、遠隔で、人の操作なく、ロボット自体が判断して行うところまで来ているということ。(現段階では人型ではないが)
 更に凄いのは、0、01秒で判断できる能力。
 東京大学の教授、研究室の驚異的な動体視力を持つロボットの登場。

 さて、これらを産学、国の複合体として共同開発すれば、1年で、日本は世界を征服できてしまう。

 6年前に500kgの物を持ち上げる、力持ちの介護ロボットが登場したが、いまやトン単位で物質を持ち上げることができる。これを、アイボなどの、常に体勢制御できるロボットなどを、軍事利用に転用可能だという恐怖。

 現段階で、核ミサイル開発を行えば、日本は1年で、1000発以上は保持できてしまう。

 更に、核爆発を起こさない、汚い核は1ヶ月で所有できるということ。つまり、チェルノブイリ事故の状態の核ミサイルは、すぐにでも出来てしまうということ。

 また、ジャンボジェットなどの旅客機改造で、B52クラスの爆撃機はすぐ出来てしまう。

 現有する戦闘機に、人型のロボットを乗せ、人工知能を与えれば、人の命令で作動し、目的を果たせる。
 原爆搭載した爆撃機の完成。戦闘爆撃機の完成。


 また、レーザー技術も世界一であり、世界最強のステルス戦闘機ラプター22もすぐに撃墜されてしまう。敵のミサイルは、レーザー砲で破壊。印刷業界で動態視力ロボットの軍事転用が可能になれば、である。

 ここまで発展してしまった、日本の最先端技術。


 戦闘機や、爆撃機に、電磁波の遮断を施せば、もう完璧である。

 なにしろ、10Gだろうが、20Gだろうが、ロボット自体は平気だろうが、機体はもたない。墜落してしまう。

 ならば、最初から戦闘機自体をロボット化すればよい。ミサイル形状ならマッハ15、6でも平気である。
 この開発は3年はかかるかもしれない。

 2年あれば、人型ロボット兵士は、1万体は製造可能である。

 また、人型にこだわることなく、昆虫、爬虫類型の、監視、攻撃のロボットも、2年あれば実用化できる。

 もし、かつての旧日本帝国軍であれば、必ず実行したであろう。

 特攻などという、無益で無謀な作戦はいらない。

 かように、平和な国になった日本を誇りに思う。

 だが、再び日本に大量殺戮兵器が落とされ、破壊された時、どれだけ日本人が寛容であるか、いささか疑問ではあるが。