少し前に

 

 

こんな事があり。夜中前に誰かがうちの鍵を開けようと....間違い?って思ったものの、長い事かちゃかちゃ....。玄関で外を見たら 上階のご婦人だったという。

 

このご婦人とはたまに会うのですが、ちょっと無愛想という以外は、そんなに変ではなかった。でも、最近になって、一度 救急車で運ばれたり、ちょっと変?って事が増え。

 

ご主人はとても良い方でいつもニコニコ。建物の代表(管理組合の理事長とでもいうのかな?)で。エレベーターの不具合から、補修全部、手配とかこまめにやってくださっている。特にここの駐車場は空いてる所に自由に停めて良いシステムで、狭いので、良い場所取り合い...たまに出られなくなったりムカムカ  そういった問題も間に入ってくれたり。英語もお上手で、個人的にもお世話になっているのです。

 

奥さまが夜中前に うちの鍵を....って話は彼には伝えず、ポーテロさんにだけは、翌日一応伝えておいたのです。そうしたら「僕とあなただけの話だよ」と前置きされて、彼女はアルコールの問題があって...と。少し精神を病んでいらっしゃる様子。ただ、見ていても、最近は具合が悪そうな事が多い。

 

 

似たような事が別のご近所でもあったらしく。そのご近所さんはすごく怖かった(何が合ったのかは知らない)と、ご主人に言いに行ったらしい。で、ご主人が ポーテロさんに事情を話したところ、私の家でも同じ事があった...と今になって 教えたそうで。

 

夕方ご主人がうちにいらして、本当に申し訳ない...って。スペイン人は謝らないって聞きますが、うちは階下の、コスモの事がめっちゃ嫌いで、すごい吠えるし、ばったり会うと跳びかかってくるビーグル犬を飼ってる、やっぱりご高齢女性も、すごく申し訳ないって何度も謝ってくれたり。ちゃんと謝ってくださるのです。

 

ご主人には、私はすぐ奥さまってわかったし、驚いたけど、ちゃんとエレベーターが上に行ったの見届けましたし、って。うちは問題ないので、もし何か私でできる事があったら、言ってくださいね....って伝えたら、目を赤くされて「うん...できる事は...あまりないんだけどね...」って。

 

良い方だし、私もお世話になっているし...思わずハグしたくなったけど、そこまで親しいわけでもなく。

 

そんな話をしたら、次男が「あ、午前中にもいらしたよ」って。ちゃんと言ってよ!「でも、何の話か言わなかったし」。

 

と、その翌日の昨日、また朝ばったり。もういつもの笑顔に戻られて。少し立ち話。まだ人には任せたくない、僕が面倒を見たい、でもね、いつもいつも一緒にいるわけではないしって。こういうのって人ごとではないし。「誰にでも起こりうる事なので、本当に人の手が必要な時は、いつでも言ってくださいね」と伝え。

 

義父母は今は落ち着いて、山の麓のそこそこ大きな街で暮らしているし、特に問題もないようだけれど、本当にいずれ自分にも起こる事。ちょっと色々考えさせられ、胸の痛む件でした。