ようやく Perfect Days観てきました。

 

このイメージ画 好き。

 

お友達と3人で行こう行こうと早1ヶ月近く...。日にちを決めても、誰か体調がとか...3度目の正直! 役所広司← 観たい! ヴィムヴェンダース←む〜っ な私でしたが。いや〜、よかった!

 

遠い昔「ベルリン天使の詩」がすごい評価で、これは行かねばと劇場に観に行って...撃沈。

 

から、10年くらい前?に 夫とパリで 「パリ、テキサス」(このパリはフランスのパリじゃないけど)を観て。FBに過去写真が残っていました。

この時は、映画館もレトロで、なんか楽しめた記憶。

 

 

Perfect Days...1日の終わりにモノクロで出てくる夢みたいなシーンが、ベルリン天使の詩(もはやストーリーすら覚えてないけど)ってこんな感じだった気がする〜って思いました。

 

 

私は何よりも、撮影場所が地元感いっぱいで!この位置にスカイツリーが見えるってことは....向島の辺りかな...とか。橋!名前が出てこなくてもやもや....帰宅して速攻調べましたよ。桜橋〜!!!すっきり。

 

それよりもすごいびっくりしたのが、あのアパート。亀戸3丁目!!(実家は亀戸だったのです)。あんな神社あったかしら...。もっぱら行ってたのは 亀戸天神ばかりだったけれど。叔母が本所吾妻橋にずっと住んでいるし、仲良しも大体...江東/墨田/台東区。なので今回は個人的に、観ながらいろんなイメージや思い出も浮かんできたのもよかったのです。

 

役所広司さん演じる平山が、よく通う酒場は、銀座線浅草の地下。一昨年、叔母宅に2ヶ月も滞在していたので、ここもよく...階段降りた途端、タイムスリップしたようなあの雰囲気。浅草はまだまだ昭和がいっぱいで嬉しい。

 

で、映画の感想は、すごくよかった←語彙力のなさ!笑い

 

平山の過去をあまり出さず、でも縁遠くなっていた家族が訪ねて来る事で、想像をさせて(ネタバレしない程度にふわっと書いてます)。

 

最後のシーンが圧巻だったけれど、平山の毎日毎日のルーティンは、長い間の苦悩とか悲しみとかを経ての、パーフェクトな1日、それを繰り返しているんだろうなあと。無口な平山が怒鳴ったり感情的になるシーンがあるけれど、それはそのパーフェクトな1日を終える事ができなかったから、だろうなとか。音楽と本と美しい木々と...そんな好きなものだけに囲まれて、1日をつつがなく終える。何より、絶対の自由がある!何にも束縛されない自由。

 

 

霧吹きで植木にしゅっしゅって水をやるシーンで、お隣のお友達が「(私)と一緒」ふふふってこそっと。終わってからワインバーでも、あれ観た瞬間、私じゃーんって思ったーって、私もそう思ったの。考えてみたら、私も自由だわ笑い 

 

映画の後のワインバー。

 

 

私の生活は まだまだあそこまで、削ぎ落とされていないし、ああはなれないだろうけれど、やっぱり、年々、以前価値があったものに価値を見出せなくなったり。人間関係も同様で、もういらない(無理して付き合う事はない)って思えたり。少しずつ、シンプルに、そして同じ事を繰り返す事に幸福を感じたりしているのです。

 

 

昔は予定表いっぱいで、同じ事をするような日々を嫌っていたけれど、今は 毎日、アラームなしで大体7時半に目が覚め、カフェオレ飲みながらブログ読んで、わんことあさんぽ。からの残り1日も、か〜なりルーティン。最近は、いろいろやってはいますけれども。20時くらいにはドラマとか映画を観ながら最近はノンアル、たまに🍷... 

ここのサンドイッチは最高においしいラブラブ

 

欲を言えば、田中泯さん、もう少し...ダンサーとして登場して欲しかったかな。モノクロのシーンとあの方の舞いが合う気がして。そちらが強くなっちゃうかな。木々と交わる感じが見たかった。

 

私の日々のルーティンは彼の寝顔に癒されて終わるのです❣️