市長さんへの提案書 | ハッピーべビーズ ナチュラル子育ておっぱい相談室

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助産師ムーママが、これまでの経験をもとに妊婦さんから育児中のママへ情報を発信しています。

産後ケアのことを考える前に、沢山のママの母乳ケアをしているときに思ったことがあります。

平成7年、山口県光市が、市をあげておっぱい都市宣言をしました。
この話題は、私にとってとても羨ましい宣言でした。

市をあげて、母乳育児を応援していくというものです。
 
おっぱい都市宣言

また、ある市町村では母乳マッサージに助成金を出しているところもありました。

おっぱいを出る様にするだけでなく、おっぱいを含ませること、上手に抱っこすること、これは一回や二回の授乳指導でできるようになるものではありません。

特に初めてのママは体も心も疲れ果ててしまいます。

何気ない、「おっぱいで出ないんじゃない?」とか

「赤ちゃんお腹空いてるみたいよ、かわいそうに!」

などなど、全て自分が悪いかのように思ってしまいます。
ストレスで母乳が出なくなることも。

ゆったりと赤ちゃんを抱っこして、乳首を含ませることができるようになれば、母乳の分泌は増えていきます。
その支援こそが助産師の使命だと思っています。




そのために、産後のママが来てくれるのを待つのではなく、こちらから出かけていく新生児訪問をもっとたくさんの方に行うことが1番手っ取り早い方法だと気がつきました。

その当時も新生児訪問を請け負っていましたが、月に5〜6件だったでしょうか。
地域の助産師、フリーで活動している助産師をもっと活用してほしいと、当時の市長さんへ育児支援の提案書を送りました。  と言ってもメールですが。
2015年1月29日のことです。

それから程なく、お返事をいただきました。

妊娠期から切れ目のない支援が大切であること、そして課題として取り組んでいるというお返事でした。

そして、なんとその年の8月、私は保健センターで母子保健相談員として妊娠から産後までの委託事業に携わることになりました。

一通の提案書、から本当に行政と協働できたのです。
はじめはたった1人で、相談員の仕事を始めました。

私でもできたんです。
行政との協働の第一歩です。