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やっと買えました『蟲師』第7巻!

本当は発売日に買いたかったのですが、なかなか買いにいけずに今日やっと入手。

早速家に戻って蟲師ワールドに突入です。ヒャッホイッ!(テンション↑)


…………

………

……


読破(じっくり1時間25分経過)

ふぅ……

あ~、とりあえずですねぇ…


淡幽が出てきたよおっかさん!!!


蟲師第2巻の「筆の海」以来の登場ですよ!俺が一番好きな「筆の海」の淡幽が順レギュ確定ですよ!

やっぱり蟲師のストーリーの中で何らかのキーパーソンであったのですね『禁種の蟲』は。

いやぁ嬉しい。蟲の収集家であり医科の化野はちょくちょく出てくるんですが、まさか淡幽がまた出てくるとは。やはり人気なのですね「筆の海」は。そりゃアニメの最終回に持ってくるだけの話って事ですよねお客さん!

北海道ではアニメ最終回はまだ先ですが、公式HPで最終回が「筆の海」って書かれていて「やっぱそう来たかっ!」ってニヤニヤしてましたもん自分(傍から見ると怖いかも…)

まぁ興奮冷めやらぬ内ではありますが、サラッと7巻の各話感想を。


【花惑い】

古い桜の樹にまつわるお話。昔から桜が美しい華を咲かすのには、その根元に人の死体が埋められていて、その血を啜り薄紅色の華を咲かす。

なんて話をよく耳にしますが、桜にはどこか怪しげな美しさがあります。

この話も少し物悲しい展開をみせます。毎年見事な華をつける桜のたもと、幾年変わらぬ美しさを保つ女性と、その女に魅入られた一族の悲運の物語とでも言いましょうか。

最後のシーンで、朽ちてしまったはずの桜が再び満開の華を咲かせているのを見て、この物語がより一層奥深い物になったと感じました。


【鏡が淵】

波の立たない森深い場所にある泉に姿を映すと、その者と同じ姿をとり最後には本人と成り代わる蟲。

一人の男に恋心を抱き、そして振り向いてもらえなかった女の末路。

生きている意味を見出せず「こんな私に、成りたいの?」と問いかけるシーンが印象的でした。

そしてギンコが自分を失う事の儚さ、愚かさを説きます。「……そこは、さびしいだろう…?」

もう、ギンコの兄貴渋すぎます。なんでアンタはそんなにカッコいい台詞言えるんだ!

最後のシーンはちょっと和みましたけどね。このお話w


【雷の袂】

子を愛せない母親と、愛しては貰えぬが母を守ろうとする子のお話。

家の為に愛しても居ない男の元へ嫁いだ母親が、生まれた子供をどうして愛せるのかと思い悩む切ない内容です。

どう接すれば良いのかわからない。どうやって愛せば良いのかわからない。

なんと言うか、とても考えさせられたお話です。現代における幼児虐待をする母親も同じ気持ちにあるのでしょうかね。

最後に「…今度はきっと。ちゃんと子供を愛せる母親に、生まれてきてあげるから――」

マジで泣いてしまいました・゚・(ノД`)・゚・


【棘のみち】

最古の蟲師一族の背負いし豪をえがいたお話。

蟲師第2巻「筆の海」にリンクするこのお話は、淡幽の「狩房一族」の体に禁種の蟲を封じ込めた一族「薬袋」の現頭首クマドが重要なキーパーソンになっています。

「狩房」と「薬袋」の両一族の背負った悲運。重すぎる生を受け入れ、必死に生きようとしている淡幽は強い娘だなぁ……。その性格といい口調といい、久々に惚れるキャラだわ。

若干ギンコが二人に食われているけど気にすまい。

「我々はひとりじゃない  ひとりじゃないんだよ」

最後のこの台詞は淡幽がクマドに言ったものなのですが、ジーンと来ました。

やはり蟲師の世界は深い。そして色々考えさせられます。


いやぁ~……えがったっ!

蟲師は期待を裏切らないねぇ本当に。アニメも良い出来だし、DVDが全部出揃ったら大人買いしますよw

ただ劇場版(実写)の噂を聞き、そしてギンコ役がオダギリジョーだそうです。

えーっと………


とりあえず止めて頂きたいのですが、無理でしょうか?


中途半端なCGで蟲を再現するのはやめてくれ。そもそもあの世界観を実写とかで考えるな。

せめて「スタジオ・ジブリ」で劇場化してくれや。

…え?なんですか?

『蟲は蟲でも、腐海の蟲が出てきそう』ですって?


いや、むしろそれなら見てみたい!


オウムに語りかけるギンコってのもアリですよね?ナシですか?


(追加)

塵骸魔京の小説版。「ファンタスティカ・オブ・ナイン」も一緒に購入しました。

ゲーム中で一番ヒロインぽかった女の子なのに、まったく触れられず、謎を多く残したままだった牧本さんが主役という事なんでウハウハです。

なんせゲームやってて「あれ?何故あれだけ伏線張っておきながら補完ないの?」とか

「きっとエンディングフルコンプしたらおまけシナリオで牧本さんの伏線が補完になるんだ」と意気込んだのに結局は傘のお方だったり。

あまりに酷い扱いだった彼女を小説で補完というあたりなかなか憎いですニトロ+さん。

ただぶっちゃけ、予算&制作期間の関係でゲーム中では省いたってのが本音だと思われます。

ただまぁ、ニトロさんの作品の小説版は過去、クオリティーがなかなか高かったので期待できます。

Phantomとかヴェドゴニア。鬼哭街とかはむしろ小説版の方が小奇麗にまとまってゲームより……ゲフンゲフンッ!

とりあえず今から小説版「塵骸魔京」読みます~。


蟲師第7巻

桜の袂で物思いに耽るギンコが目印です。渋いなギンコw


塵骸魔京(上巻)

ようやくスポットが当たった牧本さん。下巻が待ち遠しいです。