やっと引越しが完了した。



最後に、リフォーム業者のおっちゃんとガランとした部屋で


話をしているときに、


今まででこの部屋で何か不具合はなかったか、


という話になった。



うーん、特にはないが、ひとつだけ。


2年前。


空き巣に入られましたねー。


懐かしい。



・・・

当時はそのマンション(当時新築)に引っ越して5ヶ月目くらいかな。

ただその日はなんだかそうなるべく運であった気がする。

というのも・・・

まだ今の会社に入る前、前職時代で


その日は仕事が立て込んで帰りが終電になってしまった。

前の家の最寄り駅は東急東横線沿いの駅。

東横線の特急や急行が止まらない駅なので手前の菊名で

各駅停車に乗り換える。

もうすぐ菊名だ、さぁ乗り換えるか~くらいの時だ。



携帯が鳴った。あ、メールだ(≡∀≡)

ん!?題名に割れてるハートマークが!!

なんだ、トラブルか!?

それは友人の女の子からで、


彼氏と別れそうとか言う内容。ちょっと相談っぽい。

僕は電車に乗っていたのもあって、電話はせずに

すかさずメールを返そうとした。



そのタイミングで菊名駅で電車の扉は閉まった。

   (゜Д゜ )


   かなり慌てた。が、しかたない。次の横浜で折り返そう。


   今はそれより、メールで励ましてあげないと!

 

   なぜか自分だけが頼りにされていると勝手に勘違いをし、


メール返信。

次にメールが返ってきたのがこれがまた横浜駅に着くちょっと前。




・・・




気づいたら桜木町(当時の終点)に着いていた。




当然、逆方向の電車も終わっている。

ハァ。タクシーか・・・。しかもかなり遠いぞ。

仕方なく終電を逃したであろう人達に紛れタクシーを待つ。

30分くらい。その間はその友達と電話で話す。

まさか、おかげでタクシー待ちをする羽目になったなんていえない。。



やっと乗れた(≧∨≦)v

えっ、キャッチ入った!?あぁ、彼から!?早く出なよ!!



一人タクシーで自宅に向かう僕。深夜1時半。

人事ながらちょっと気になる。いろいろ想像した( ̄∀ ̄)



あれがこうなって、そしてこれが…そうそうそう。。。

みたいになって、


家に到着する頃には僕とその女友達は付き合うことになっていた☆


もちろん僕の妄想の世界♪



まぁ、タクシーの運ちゃんに『5,000円でぇす♪』と言われて

現実に戻ったんだけど。


ちっ、無駄金だ。





これ何の話だ??

そうそう、この時点でなんかイヤな予感はしていた。





結局僕が家に着いたのは深夜2時。ふぅ。

今日が金曜とかならまだしもまだ月曜だ。ぶーぶー(οεο)

なんて独り言をいいながら、家のドアを空けようとした。





ん!?開いてる!??





~そうそうそう♪めんどくさいから鍵をかけずに出たんだった♪♪~    


    イヤイヤ、そんなことはないだろうσ(^-^;)


~でも、家の中のドアというドアが全て開いてるなあ。~    

    そこまで、オレはめんどくさがりじゃないぞ!

~あらら、カーテンが風になびいてるよ♪そうね、窓も開けてたね~    

    夜風が涼しいわ♪♪





てか、部屋ん中・・・


(゜Д゜ )ぐちゃぐちゃ!?





そうか、これがあれか・・・なんだっけ!?

そうそうそう、空き巣ね♪



でもその時は自分でびっくりするくらい冷静で、

しばらくいろいろ観察してみた。

へぇ、結構派手にやるもんだなぁ。

そうね、窓もきれいにまーるくくりぬいてね。鍵開けるのよね。



いやいや、そうじゃなくって、とりあえず、警察に電話するかぁ。

めんどくせぇなぁ。オレ眠ぃんだけどなぁ。

そういや110番に電話するの初体験☆かも…。

ドキドキ。

あら、ダンディなおじ様がでた!!


僕:「あのですね、多分空き巣だと思うんですけどぉ。」

僕:「ひとまず、どうしましょうかぁ!?」

ダ:「ひとまず落ち着いてください!!!」

僕:「いやぁ、びっくりするくらい落ち着いてるんですけど    

   みなさんもこんなもんなんでしょうか?」

ダ:「いやいや、そんなことないですよ。大体みなさん慌てちゃって。」

僕:「やっぱ、そうですよね。僕普段はリアクションがいい    

   って言われることが多いんですけどねぇ(≡∀≡)」

ダ:「(´Д`;)・・・とりあえず行きますんでじっとしててください!」

僕:「じっとしててって。。もういい年なのに。。」

しばらくしてお巡りさん男女混合チームが3名体制で到着。

その時、深夜2時半。




警♂:「何も触ってないでしょうね!??」

僕:「えぇ、まぁ」

警♀:「何かなくなってるものないですか!??」

僕:「いやいや、何もまだ触ってないもんで、わからないです」

警♀:「それじゃあ、調書の取りようがないじゃないですか!」

僕:「すいません、今調べます(οεο)」

警♂:「あー、ダメダメ!勝手に触らないで!!」

僕:「…。」



しぶしぶ、一緒に物色。

なくなっているものがちらほら。

すこしずつテンションの下がる僕↓

あ、そういやパソコンがない。

時計がない。こないだ買ったブルガリがぁ。。

あれっ!長札、小銭入れ、名刺入れの3点セットも。

けっこうなくなってる~(´Д`;)

まぁ、そうだろうそうだろう。空き巣だもんな。

当然だろう。





それより・・・







ご祝儀もない(;´Д`)ノ





週末に控えた友人の結婚式用のご祝儀袋がきれいになくなっていた。

久々に筆ペンなんか使っちゃってきれいに名前書いたのに。。

あー、なんか行きたくなくなってきた。。

いろいろなもの達+現金3万円の被害。ぶー。



それと結構警察の調書取りって長いんですね。

こんなこと聞いてどうすんだよ!みたいなことまで聞く。

結局帰ったの4時くらい。

明日仕事なのに。

それになんだか色々手続きとかもあるみたいだし。



そんな時にさっきの女友達(名前はのーちゃん)から電話。

僕:「大変だよ~、ちょっと家帰ってみたら・・・」

の:「そんなことより、彼と仲直りできた!ありがとね!」

僕:「・・・そっか、良かったなぁ(≧Д≦)それとね・・・」

の:「遅くにごめんね!そうゆうことだから!じゃね!!」




未だに彼女はウチに空き巣が入った事実を知りません。


当時の悲惨な思いでも今となってはちょっと笑えます。


今度の家は多分大丈夫だろう。





てか、長い。