しかしまぁ…
どんどん不都合な事実が出てくるな…
天下り団体の皆さん…何も仕事して無いやん…ってくらい…
以下 読売新聞オンラインからの無断転載記事
274台浸水した四日市地下駐車場、消防設備も故障…管理運営会社が繰り返し報告も未対応のまま
三重県四日市市の地下駐車場「くすの木パーキング」で車両274台が浸水した昨年9月の大雨被害を巡り、管理運営会社が国に提出していた月報からは、国が電動式止水板の故障対応を先延ばしにしていた実態が明らかになった。駐車場では浸水検知センサーが約13年前から正常に動作せず、消防設備も故障しており、危機管理体制の不備が浮き彫りになった。(小林加央)
食い違う主張
「本体フレーム腐食及び経年劣化」「防水モーター腐食及び経年劣化」「内部ユニット一式不良」「制御盤内機器耐用年数超過のため、取り換えが必要」「メインゲートが動作不能のため、視認確認ができない部品もある」「現在、防水扉も動作を行うことができない」
管理運営会社「TFI」が業者を通じて2021年10月に実施した電動式止水板の調査報告書にはこのような記載が並ぶ。調査は集中豪雨や台風発生の増加を受けて行われた。報告書は月報とともに、読売新聞が国土交通省に情報公開請求して入手した。
浸水被害発生の約4年前に故障が判明した止水板の修理対応を巡り、同省とTFIとの間で主張は食い違う。
同駐車場では、日常的な不具合に対応するために都度行う「維持修繕」をTFIが受け持ち、時期を定めて計画的に行う「大規模修繕」は同省が担う取り決めとなっているという。
22年1月には両者が「不具合解消の対応者に関する考え方」を打ち合わせたが、結論は出なかった。協議自体は一度きりで、その後、対応が取られることはなかった。
取材に対し、同省側は「そもそも、大規模修繕なのか、維持修繕なのかも含めて協議中だった」と主張する。一方、TFIは「解釈の違いがあったとは認識していなかった。止水板の更新は大規模修繕に該当し、同省に修繕を依頼し回答を待っていた」としている。
複数の不具合が未対応
開示資料や両者への取材で、同駐車場では電動式止水板以外にも複数の不具合が未対応のままだったことが判明した。
止水板を自動で立ち上げるために必要な浸水検知センサーもその一つだ。
TFIによると、降雨時などに一定の水位に達するとセンサーが反応し、止水板が起動する仕組みだった。だが、落ち葉に反応してしまうことがあり、同駐車場では安全確保のため、止水板の自動立ち上げ機能は使用していなかったという。
センサーの不具合はTFIが同駐車場の管理運営を開始した12年10月時点で生じていた。TFIは「13年5月に国交省がセンサーなどの一部改修を行ったが、状況は改善しなかった」としている。
同省側は当時の経緯について「書類では確認できずわからない」とした上で、「センサーの誤動作は22年1月度の月報に記載があり把握した。不具合ではなく誤動作という認識だった」と述べた。
防火設備も
他にも、駐車場内での火災発生時にダクトを通じて炎や煙が拡散するのを防ぐ「防火ダンパー」が1年以上にわたり不作動や閉鎖不良の状態だった。水だけでは消火が難しい火災で使われる「泡消火薬剤」は本来の濃度を満たしていなかった。
TFIは消防設備の不良を月報で繰り返し報告していたが、対応状況は止水板と同様に「要協議事項」のままだった。本紙の指摘に対し、同省は「TFIと協議の上、修繕しておくべきだった」としている。
同省は浸水した車の所有者に対して一定額を支払う予定で、月内に説明を行う。所有者への 真摯 な対応と早期復旧、実効性のある地下空間での豪雨対策が求められている。