日本には信じられないぐらいたくさんの、
すぐペラペラになるシリーズの語学の参考書が出回っています。

それを買う。

買ってもできない、でも絶対、楽な道があるはずと、また同じような本を買う。

これって得してるのは、執筆者と出版社ですよ。残念ながら簡単に話せるようになる道などありません。

まず覚えていただきたいのが、語学学習の基本は、

1. 文法を頭に入れる。

2. 単語を覚える。
(目安: 英語3000単語、ドイツ語5000単語)

3. 話す、読む、書くを繰り返す。

これしか、できるようになる道は残念ながらないです。

まず、文法を覚えることが嫌だという人がいます。会話ができればいいと。

それは、、、天才がなせる技です。

日本は、日本語が公用語。テレビもラジオも一般的なチャンネルは日本語。しかも島国。お隣の国は海の外。

そんな日本人には実は外国語を学ぶことがどういうことなのか、いまいちわかっていない人が多いと思います。だから、話が戻りますが楽して簡単に学ぶシリーズの本が大量に出回っている。ドイツでそんなの本を見たことありません。

そこで、語学学習を楽器やスポーツにたとえてみましょう。

1. 文法を覚えることは、

ピアノで言えば、楽譜の読み方を覚えること。
スポーツで言えば、そのルールを覚えること。

2. 単語を覚えることは

ピアノで言えば、ピアノの前に座って手を動かすこと。
スポーツで言えば、筋トレなどの基礎体力をつけること。

3.話す、読む、書くを繰り返すのは

ピアノで言えば、曲を何度も弾けるようになる繰り返すこと。

スポーツで言えば、そのスポーツの練習試合にでもでてみることです。

どうでしょう。イメージできましたか?

スポーツや楽器は日本人は幼少期からやっている人が多いので、その大変さを知る人が多い。
だから、すぐ弾けるピアノの本や、すぐ試合に出られるサッカーの本を買う人はいない。みんな知ってるんですよね。簡単に出来るわけないということ。

語学も全く一緒です。簡単じゃない。すぐはできない。継続するしかない。

果てしなく続く道を、出来るだけ楽しみながら進んでいく方法を今後お伝えしていきたいです。


語学の道とは:
果てしなく続く道の、入り口は、わけのわからない道が続き、スキップしちゃうような道がきたあと、ドロドロな道から、いばらの道が続く。そして、10年も続けていれば、気がつくとドイツの初夏の森のような、ずっと歩き続けられる道に変わります。
撮影地: アウグスブルクの散歩道

英語歴: 25年 
ドイツ語学習歴: 20年のKeiより。