電波操作で対象者に発作を引き起こすことも出来る。技術開発の当初から電波操作では心臓発作や脳梗塞を起こせたはずだが、それだけでなく、発作によって突然に倒れるような現象も引き起こせる。これらの工作は全ての人に同様の効果を発揮するわけではないが、元々、そのような症状を持っている人は電波の照射を受けて一気に症状を引き起こす場合がある。
対象者が車を運転している最中に発作を引き起こす工作が行われる場合がある。あるいは、ランダムにこのような電波を照射することもあり、実際に、このような工作を交通量の多い交差点で行っており、本来的に疾患を抱えた人がそのエリアにやって来ると電波工作の結果として発作を起こし、気を失ってしまう。結果として、無謀運転という形になり、周りの車に被害が出たり、歩行者の中に突っ込んだりしている。
僕はこの工作を受けたので、彼らがそのような能力を持っているだけでなく、実際に行われていることを知っている。ただし、僕はすぐには気を失わず、車を脇に止めるだけの余裕があった。つまり、発作を起こすような脳の状態にはなかったので、事故を起こすようなことはなかった。
一方で、てんかん患者や脳に障害がある人の場合、このような電波の照射を受けると発作を起こしてしまう。仮に気を失う時間が数秒間であったとしても、それだけでも甚大な被害を生み出す場合がある。脳梗塞や心臓発作の場合は瞬間的に倒れるということはなく、個人的な被害は大きい可能性はあるが、他者を巻き込まないかも知れない。そういう意味では、発作を引き起こさせるというのは常に対社会工作の一環である。
現実的に電波操作による無謀運転が起こった場合、発作で倒れた運転手が全ての責任を問われる。それは電波操作という技術が認められていないからであり、そのような技術が使われたという証拠がないからでもある。特に、ランダムにターゲットを狙った場合、その痕跡を見付けるのは難しい。
ただし、現実的には電波操作は装置があり、また超長波の電波が放射されている。事故が起こった場合に後から確認するのは難しいかも知れないが、事前にその装置が存在すること全く見付けられないわけではない。現状において、電波操作が野放しになっているのが問題であり、この状況を何とかして変える必要がある。