脳の各部位が影響を受けていると知ったのは前頭葉からである。当時、少子化に関する本を書いていた。2014年春までは警察署を襲う洗脳を受けていたが、それを逃れてやっと他の事が出来るようになった。とは言え、ただ逃れているだけだと何もならないので、もう少し意味のあることをやろうと思い、少子化問題について深く調べだした。もちろん、CIAと公安の拷問と脅迫はずっと続いており、苦しい生活の中であった。
まずは少子化関連の統計と先行する文献を読むことから始めた。そして、数ヶ月間調べた結果、自分はもっと違う角度から、もっと意味のある結果を導き出せると思った。それで書籍にしようと分析をまとめだした。
工作員側はそれが気に入らないようだった。まず最初に、当時使っていたPCがクラッシュされた。一時は絶望的な気分を味わっていたが、何とか一部のデータだけを抜き出せたので、分析の続きを書けるようになった。しかし、今度は強烈な頭痛が続くようになり、倒れている時間が長くなった。それでも起きられる間に何とか文章を進めていた。
その日も強烈な頭痛に苦しみながら文章を書いていた。そのように抵抗していると更に痛みは強くなり、次第に何も考えられないようになった。同時に頭が強烈に熱くなった。あまりにも耐えられなくなり、冷蔵庫から保冷剤を取り出してそれで頭を冷やした。その時同時に何も考えられない状態から脱していることに気付いた。そして、保冷剤をそのまま利用することを決め、それをバンドでおでこに巻き付けると、痛いながらも文章を書けるようになった。
前頭葉が電波操作で攻撃されるとロジカルな思考が出来ないようになる。当時は少子化の論考を書いており、論理的な思考がどうしても不可欠であった。結果として、おでこを冷やして前頭葉を冷やすと、ロジカルな機能が回復した。その時にやっと電波操作に対抗できる手段を手に入れた。
前頭葉を冷やすことによって感情もより抑えられるようになった。感情はそもそも前頭葉で制御されており、その機能が低下すると攻撃性や不安感も異常に振れてしまう。おでこを冷やすことは絶大な効果をもたらした。
しかし、それも長続きしなかった。感情自体は前頭葉では作られておらず、感情自体も電波で外的に操作できる。つまり、前頭葉の感情抑制機能が回復しても感情自体を更にイレギュラーにされると前頭葉だけでは抑えられない。これは同時に情動障害には二種類あることを意味している。つまり、前頭葉が機能しない結果、情動障害が現れることもあれば、感情自体があまりにもイレギュラーに爆発しすぎて情動障害になることもある。
前頭葉を冷やすことによって前者は抑えられるが、後者の問題は解決しない。一方で、理性は十分に回復されるので、ほとんどの時間は論理的思考が出来るようになる。