要点
- インフル特措法に関する混乱があったために、コロナ対策の意思決定プロセスは依然として複雑になっている。
- 例えば、専門家会議と諮問会議という二つの組織が並立する状態になったりしている。
- ただし、経済の専門家が諮問会議に参加することになったので、政府の政策は以前よりもバランスが取れたものになるだろう。
- 今後に向けて、対策本部と諮問会議という二本立ての形で、本来的な感染症対策意思決定プロセスに戻した方が良い。
昨日、5月11日、政府は新型コロナウイルス対策の諮問会議に経済の専門家を入れることを決めた。これまでの日本政府の意思決定プロセスにお…