このグアムの事件が電波操作によって引き起こされたと結論づけたのには幾つか理由がある。ここまでは僕自身の経験とグアムの事件がクロスオーバーしている話をしてきたが、それ以外にも、これが電波操作によるものだという傍証はある。それを裁判過程での証言の中から見ていく。

 

One physician, Dr. Leopold Arcilla, Jr., provided testimony ruling out the use of drugs as a possible cause of his violent behavior. Joseph Hernandez, a former classmate of De Soto, testified that De Soto appeared sad, extremely depressed, and malnourished in the weeks leading up to the Incident.

Guam_murder_case_supreme

 

 以上はグアム最高裁での医者の証言である。まず、ここではドラッグの使用が否定されており、それと同時に、彼の精神状況が事件の起こまでの数週間において悪化したことが述べられている。

 

 電波工作で重罪を実行させるためには、洗脳に時間を要し、一般的には数ヶ月の時間が必要になる。この証言では数週間となっているが、短い部類ではあるものの、おそらく一ヶ月以上掛っているため不可能ではない。もし、これが病気によるものであれば、急速に悪化したはっきりとした理由がある。例えば、頭部外傷等である。つまり、脳内が同時に傷ついて、精神疾患のような症状が急速に悪化するということである。ただし、このケースにおいてはそのような事実は存在しない。

 

 電波操作を通して対象者を三日で洗脳するのは無理である。脳内に外部から直接アクセスできたとしても、依然として、それは外生的な存在であり、脳の中の構造は変えられない。それ故に、少なくとも数ヶ月の時間が必要になる。

 

 まず、工作員は対象者の倫理観を乗り越えなければならない。対象者が殺人を非倫理的だと思っている中で、殺人を実行させるのは不可能である。その場合、どうしてもその殺人が必要なものだと認識させる必要がある。つまり、その実行行為を倫理的な制約外に置く必要がある。このような個人の信念を変えるのは難しい行為であり、直接的に脳にアクセスできるだけでは変わらない。

 

 これに加えて、殺人計画も必要になる。倫理観を打ち破っても、対象者はそれだけでは犯罪行為を実行しない。そのため、工作者が実行犯に変わって犯罪計画を立てる。電波操作による殺人の場合、殺人計画が入念に準備されている。始めての殺人であるにも関わらず、プランBが存在したりする。計画性と非計画性の異様なミックスが電波操作による殺人の特徴でもある。

 

 そして、最後のひと押しも必要になる。それは対象者の攻撃性を高めることである。これを爆発させて、犯罪を実行させる。これまでの過程で犯罪計画は練られており、あとは実行するだけになっているため、攻撃性を異常に高め、それを後押しする。

 

De Soto's girlfriend, Reanne Acasio, testified De Soto began acting strangely around January and February of 2013, when he recalled events that did not occur, expressed fear of government and elitist conspiracies, and claimed to be Leviathan.

 

 これは実行犯のガールフレンドの証言であり、彼女曰く、彼は事件前に政府に対する恐怖を募らせていた。これは妄想が肥大化した証拠とも似ているが、一方で、彼が犯罪を実行したのは悪魔による声だけではないことも意味している。

 

 洗脳する過程ではどのような方法論が有効かは分からない。目標は倫理観を乗り越えることであるが、どうすれば、その犯罪をやらなければならないと思うかは外部からは分からない。そのため、工作員は試行錯誤を繰り返す。結果として、この犯人は悪魔の声に嵌まり、悪魔とディールをして犯罪を実行する。一方で、信心がない人であれば、このような悪魔の声を信じないためでディールを結ぶことは無理である。

 

 電波操作の工作過程においては、常にこのような状況証拠が残っている。それは諜報機関のテクニックの痕跡であり、彼らはこのようなことを繰り返しているため、洗脳技術が組織の中で蓄積されている。