アイシテル~海容~ | 僕の理屈

アイシテル~海容~

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アイシテル~海容~
日本テレビ系 毎週(水)午後10:00~10:54
●スタッフ&キャスト
原作:伊藤実「アイシテル~海容~」(講談社)
脚本:高橋麻紀ほか 演出:吉野洋 国本雅広ほか プロデューサー:次屋尚 千葉行利
出演:稲森いずみ 板谷由夏 山本太郎 川島海荷 嘉数一星(子役) 佐藤詩音(子役) 田畑智子
    佐野史郎 田中美佐子 ほか

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日テレ系ドラマの『アイシテル』を見ています。
なかなか面白いです。


詳細などは公式サイトなどで確認されたし、という感じだが、
超ざっくり言うと、「小5の男子が小2の男子を殺してしまう、それぞれの家族の物語」。
いかにも俺が好きそうな内容です。


事件の経緯を簡単に書くと、
留守中の自宅に帰宅した被害少年が門前で家に入れないところに加害少年が出くわす
→聞くと「トイレを我慢している」という被害少年を、加害少年は不憫に思い自宅まで招きトイレを貸してあげる
→トイレが済むと被害少年の誘いでキャッチボールをすることに
→父から愛され上手な被害少年と、忙しい父とキャッチボールしてもらえないため下手な加害少年(「変だ」と指摘される)
→「ママが待ってるから帰る」という被害少年、母からの愛を満足に受けれずつらい気持ちの加害少年
→被害少年に対して嫌味を言うも、「君のママと僕のママを一緒にするな!」と切り返される加害少年
→母を悪く言われ、我を失い凶行


もう8話目で終盤なのですが、その中で結構印象的なセリフがあったので。


佐野史郎演ずる、被害者遺族の父親。
母親と娘(被害者の姉)が許せないながらも、苦悩する加害者家族に理解を示し始め、
母親は加害者に対し救い(指標)ともなる手紙を送る。
そんな中、父親は一人断固憎しみを打ち消すことが出来ずにいた。
家裁に一人で赴き、殺害の動機、供述内容が記された審判の記録を見に来た時のセリフ。



「もっと、相手が嫌なヤツだったらよかったんだ・・・。
 私達とは、もっとかけ離れたような人間だったら。」
 
「その審判の記録を読めば読むほど、
 私達と違わない普通の家族ということが分って・・・」




こういう気持ちってあるんだろうな。
少年の犯行で、しかも純然たる悪意を伴わない犯行とかだとなおさら。

山口母子殺害の被告とかの純然たる悪意が、対極にあるものとして頭に浮かんだりした。
その被害者遺族である本村洋さんとの対比とかも、ぼんやりと。

で、問題の裁判員制度。
死刑廃止派のプロバガンダ的な意味もあったりしそうで、ちと怖い。


ドラマ自体はこの手のものにありがちな胡散臭さがさほどなくて面白いですので。
別に「見てみて!」とも思わないけど、田中美佐子は最高ですから。

次週、被害者の母と加害者の母、直接対決です。


以上