はじめまして。WSは不参加の村松です。

「批評・エッセイを書く」といっときながらいきなり映画レビューです。

ごめーん(´□`。)


June 12 1998ーカオスの縁ー

1998年/65分/DV/カラー
監督:青山真治
音楽:長嶌寛幸
出演:クリス・カトラー
ヘンリー・カウのドラマーとして活動を開始し、以後アヴァンギャルドの最前線をひた走る音楽家にして、レーベル主宰者、また音楽批評家(『ファイル・アンダー・ポピュラー~ポピュラー音楽を巡る文化研究』)でもあるイギリスのミュージシャン、クリス・カトラーのライヴ・ドキュメンタリー。1998年6月の来日の際の、カトラー初のソロ・ライヴの模様、リハーサル、およびインタビューで構成されている。




北仲スクールのイベント「ボックスオフィスの彼方に」  にて見てきました。

青山真治監督の映画をみたのは「こおろぎ」以来1年ぶり2作目。あのときは (  ゚ ▽ ゚ ;) しかなかったけど今回はドキュメンタリーだったのでそこまで?とはいかず。

台詞はクリス氏のインタビューと彼の紹介ナレーションのみ。リハの映像もあるけどスタッフと会話せず、ずっとクリフが調整しているだけ。ただ雑音として誰かがしゃべってるのは聞こえる。日本語英語まじり。

最後は彼の本番なんだけど、ずっと演奏しているだけ。喋らず。

この上映の後、作品制作にあたった方のお話があったんだけど、その方いわく

「聞くだけじゃ伝わらない、見せないといけないと強く感じた」から作った作品とのこと。

それを聞いてちょっと意外だった。

ぶっちゃけていうと、「わかりにくい」映像でした。台詞が徹底的に削られているのもそう。台詞もクリスの主張で合って彼の演奏方法ではない。

本番の撮影も遠目からとか、バックからとかいまいち「どんな演奏をしているか」が見えない。たまに手元をちゃんとうつしはするんだけど、いいかんじにおかれたミネラルウォーターのペットボトルが邪魔をして肝心のところが見えない。

私は音楽については無知だから、見せられたとしてもわからないけど。つまるところ、彼の技術がいかにすごいかを伝えるものではないな、て思った。

ただ、なんかすごいなーってのは分かる。音楽は前衛的だし、どうやってあんな音が出るのかもさっぱりわからない。よくわからん、がすごい。

今までWSの映画製作で「どうせ伝わらないんだからまずわかりやすく作れ」てさんざん言われてきたもんだから、「わかんないけどなんとなく伝わる」というのは相当すごいことなんだろうなぁ。

で、なんで「伝わる」のか私のはまだ感覚的にしかわからない。これから勉強ですね、と逃げて終了(;´▽`A``


印象に残ったのは、クリスの紹介ナレーション。

彼の映像を流すのではなく、誰もいない部屋に机といすをたくさん敷き詰めて、その上にばらまかれた写真を映す、という間接的な紹介だった。

すみっこに灰皿と煙草があって、消えかけの煙草がまだ煙を登らせているのがなんとなく綺麗。

だがこの演出の意味はさっぱりでした・・・


わかりやすかったのは海に一本のロープを掛けてあって、鴨が泳いでいるショット

しばらくしてもう一度流れるんだけど、そのとき鴨はロープの向こう側に移動している。

「境界を超えるんだ」的な何かをインタビューでクリス氏が言っていたので、その象徴と捉えればわかりやすい。海というのも彼が米から英へ渡ったエピソードを踏まえればピンとくるし。

でも次の瞬間、鴨が海に潜るんだよねーあれの意味は一体…


以上、ぐだぐだな感想でした。

レビューとか書かないのに、はじめて書くのがドキュメンタリーというのはハードル高かったかも

あと口調がくだけててごめんなさい・・・m(_ _ )m



蛇足。

思い出したんだけど、青山真治作品の「こおろぎ」

あれ、山崎努が目も耳も聞こえない男役なんだよね・・・

くちゃくちゃとチキンをかじるシーンがあって、まるで味覚すらおぼろげに見える役・・・

・・・O君の「無感」だよあれ!! ばっちりかぶってたよ!!

プロのつくった無感はすごいよー一度見るといいよO君。

山崎努がすごい。言葉になる台詞なんてないのに、表情や動きで執念みたいのがすごい出てる。

んでやっぱりO君と同じように付き添う女性(こおろぎでは鈴木京香)がいるんだけど、関係性も今考えればうまいなぁとしみじみ。付き合っているわけじゃないんだけど、おかしな関係なんだけど、だからと言って違和感はない。

・・・書くと延々と続くのでこの辺で。みたのも1年以上前ですし。

また見てみようかな・・・でもその辺のTUTAYAには絶対ない作品だからなぁ( ̄_ ̄ i)