@DIME 3月17日(火)8時40分配信
アプリストアの継続的な混雑ぶりは、大半のアプリ開発者にとって、ますます見えにくい市場になっていることを物語っている。アプリ分析およびアトリビューションの大手企業のadjustは、iOS App Store で2014年の1年間、アプリを見てもらうための競争が非常に苛烈であることに関して、報告書(ファクトシート)を公開した。これによると、2014年の1年間で、アプリストアの日本語アプリの数は、年の初めの 113,363 から12月31日時点の 175,654 へと、55%増加。同時に、ゾンビ化した日本語アプリ(アプリストアの中であまり見られていないアプリ)の数は75,621から131,668へとほぼ2倍に増加したとしている。
同社では、一定期間の2/3以上トップランキングリストに掲載されるほどのダウンロード数がないアプリを「ゾンビアプリ(Zombie App)」と定義している。ちなみに、iOS を利用している世界155か国のストアにおいて、23種類のジャンルで 300のランキングリストがある。このうち、「ゲーム」のジャンルには、18種類のサブジャンルがあり、さらにさまざまなリストで無料と有料のアプリが競合。これは、ランキングに載るチャンスが大きいということで、ランキングに登場しないアプリは、ユーザーがそのアプリを検索しなければ見つからない。
このようなゾンビアプリは現在、日本語アプリ全体の77.1%になっており、2014年 1月時点での66.7%から増加している。逆に言うと、つねにトップリストに登場するほどダウンロードされている日本語アプリは、23%未満であるということになり、日本語アプリのゾンビ率が、世界全体のゾンビ率である82.8%に徐々に追いつきつつあることがわかる。2014年1月の時点では、世界全体のゾンビ率は 日本語アプリのゾンビ率に74.0%に比べて断然に高い結果となっている。この調査結果について、adjustのCEOであり、共同創業者のクリスチャン・ヘンシェル氏は、次のようにコメントしている。
「世界のモバイル市場は、信じられないペースで拡大していて、日本市場も例外ではありません。この傾向が続くようなら(それを否定するような兆候はありませんが)、年末までには一般ユーザーの関心を引くことができるアプリは全体の1/10に満たなくなるでしょう。そして今後、注目を集めるであろうアプリは、すでに強力なけん引力をもっているアプリなのです。オーガニックなユーザー獲得の場としてのアプリストアの容量には限りがあります。その限界を超えた時、アプリストアはもう機能しなくなります」
@DIME編集部
