創業5年で売上1兆円、小米(シャオミ) | マルチニーズシステムのブログ

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THE PAGE 2015/1/7 07:00

 中国で急成長しているスマホ・メーカーの小米科技(シャオミ)が話題となっています。創業からわずか5年で売上高1兆円を達成し、中国市場でサムスン電子を抜いてシェア1位となりました。シャオミとはどんな会社なのでしょうか。

中国最大のスマホ・メーカー

 シャオミは、同社CEO(最高経営責任者)の雷軍氏が2010年に創業した会社です。翌年にスマホの第一号製品を発表しますが、価格の割に性能が良いことが評判となり、たちまち大ヒット商品となりました。その後、新製品を出すたびに規模を拡大させ、あっという間に中国最大のスマホ・メーカーへと変貌しました。

 雷軍氏は大学卒業後、キングソフトという中国の大手ソフトウェア企業に入社し、わずか数年でトップに登り詰めました。その後、同社を辞めて仲間と設立したのがシャオミなのですが、雷氏は、学生時代からすでに起業を志しており、アップルのスティーブ・ジョブズ氏に関する本を読み込んでいたそうです。現在では、服装やプレゼンテーションのやり方まで徹底的にジョブズ氏を模倣しており、中国版のジョブズともいわれています(ヒッピー出身でベジタリアンだったジョブズ氏ですが、雷氏がそこまで模倣しているのかは定かではありません)。


 シャオミが急成長したのは、iPhone並みの性能を備えていながら、約半額という低価格を実現したからです。同社は製品の機種を絞り、同一部品を大量発注することによって調達コストを安く抑えるとともに、自社サイト主体での販売を行っています。通常、スマホ・メーカーは携帯電話会社(キャリア)と提携し、通信契約とセットで販売することが多いのですが、このやり方は、場合によってはメーカー側の利益を減少させてしまいます。同社は、思い切って自社販売に注力することで、低価格でも高い性能を実現したわけです。

 シャオミは中国にとどまらず、台湾やシンガポール、インドなどアジア各国に進出しています。中国という最大市場でサムスンを追い抜いていることから、同社が世界的なスマホ・メーカーになると予想する関係者も少なくありません。

知的財産権をめぐってトラブルも

 新興企業にはありがちなのかもしれませんが、同社は知的財産権をめぐってトラブルを起こしています。スウェーデンの通信機器メーカーであるエリクソンは、インドにおいて、シャオミが自社の特許を侵害しているとして提訴しており、インドの裁判所は一時的にシャオミ製品の販売を停止する命令を出しています。しかしながら、同社はまったく意に介していないようで、今後も第三国を中心に積極的に世界進出する方針を明らかにしています。

 スマホ市場はすでに飽和状態となっており、価格性能比が製品購入の重要なポイントになっています。その点で巨大な自国市場を持つ中国メーカーは有利な立場にあるといってよいでしょう。日本でも格安スマホが話題になっていますから、近い将来、中国製のスマホが世界を席巻する可能性は高いかもしれません。


(The Capital Tribune Japan)