朝日新聞デジタル 12月9日(火)6時26分配信
日立製作所は8日、銀行のATMなどで使われている「指認証」のスピードを上げる技術を開発した、と発表した。短時間で大人数の個人認証が可能になり、2020年の東京五輪などで、競技場への入場管理に役立てたいという。
指認証は、人によって異なる指の静脈の形を、特殊な光を通して調べ、あらかじめ登録したデータと照合して本人かどうかを確認する技術だ。精度は高いが、認証に時間がかかるのが課題だった。
日立は、端末に手をかざすだけで、立ち止まらずに認証できる技術を開発した。ゲート型の試作機で性能を調べたところ、1分間で70人が通過できたという。駅の自動改札に匹敵するスピードだ。従来のしくみでは、最大でも20人までだった。
日立は、東京五輪などでの活用をにらんでいる。チケット購入時などに指の静脈を登録すれば、大規模施設でも、入場ゲートが混雑することなく、本人以外や不審者の侵入を防ぐことができるからだ。まずはオフィス内や小規模なイベントなどで効果を調べ、大規模なイベントに対応できるように性能を高めていきたいという。(南日慶子)
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