コンデジ、スマホとの「差」は? | マルチニーズシステムのブログ

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「逆襲」なるかコンデジ、スマホとの「差」は?

「スマホに送れる」「高速レスポンス」「手ぶれに強い」「いろいろなアングルで撮れる」-。デジカメ売り場で、宣伝キャッチフレーズが特に目につくのがコンパクト型。スマートフォンのカメラに市場を侵食されているため、機能アピールも必死です。センサーサイズ、レンズ交換式カメラの特徴に触れてきたデジカメ編の最後は、コンパクト型のあれこれを。

 ≪機能(1) 光学ズーム≫

 スマホに差を付ける最大のポイントがこれ。スマホのズームはほとんどが「デジタルズーム」で、基本的に撮った写真の一部を切り出してアップにするため、画質の劣化が避けられません。レンズの倍率を上げる光学ズームなら、この劣化がありません。

 ≪機能(2) Wi-Fi対応≫

 最近の流行で、一眼レフやミラーレスでも搭載機が増えています。撮った写真を簡単にスマホやタブレット端末に無線で送れる機能で、ツイッターやフェイスブックといった交流サイトにアップロードすることも、スマホ経由で手間をかけずにできます。

 ≪機能(3) フィルター≫

 撮った写真をアート調に仕上げたり、一眼のようなぼかしを加えたりといったデジタル加工も当たり前の時代に。ただ、これは元々はスマホが強い分野です。

 ≪機能(4) ブラケティング≫

 同じ光景を設定を変えながら複数枚撮る機能。後でベストショットを選べます。カシオ計算機の「EX-10」は一度に9枚のブラケティング撮影が可能です。

 ≪ネオ一眼≫

 コンパクト型の亜種として、一眼レフのような大きめの本体に高倍率ズームレンズを備えた一体型カメラをネオ一眼と総称することがあります。センサーサイズはコンパクト型並みか少し大きいだけですが、広角から超望遠まで一台でこなす万能型です。

 ≪基本性能≫

 参考までに、スマホでカメラ機能に定評があるソニー「Xperia Z1」のスペックは、センサーサイズは2・3分の1インチ型、2070万画素、レンズの明るさはF2・0(数字が少ないほど明るい)。光学ズームがない以外は、コンパクト型に見劣りしない性能です。

 取材したビックカメラでは、センサーサイズ1・7分の1インチ型以上、F1・8以下を「おすすめの高級コンパクト」と位置づけており、同新宿東口店の徳山盛恵主任は「初心者の方にも売れているのは高級コンパクト。『スマホを超える性能』を求める方が多く、一眼レフのサブ機として求める方もいる」と話しています。

 店頭での試し撮りや、メーカー、IT系情報サイトで撮影例を確認することも大切。あなたに最適なカメラを見つけ出してください。(光)