「長期的に人気を得るブランドに育てたい」。ガンホーの森下一喜社長兼最高経営責任者(CEO)はパズドラの今後についてこう思い描く。その手の内が少しずつ見えてきた。
今月12日には、任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けに「パズドラZ」を発売。ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するKADOKAWAエンターブレインブランドカンパニーの推計では、パズドラZは発売から4日間で53万本超が売れ、滑り出しは順調だ。
発売前に東京ドームシティ(東京都文京区)で開いたイベントには、多くのパズドラファンが集結。小中学生や幼稚園児の姿もちらほら見え、スマホを持たない子供にも、パズドラは浸透しつつある。
来春には、スクウェア・エニックスと手を組み、ゲームセンターのゲーム機にも進出する。パズドラの世界観や、画面を指で触って操作する仕組みはそのままに、オンラインで最大16人と同時接続してトーナメント方式で対戦できるのが特徴。ガンホーにとっては、ゲーセンで気軽に遊ぶ消費者を取り込む狙いがある。
こうした人気コンテンツやキャラクターの水平展開は、バンダイナムコホールディングスなどゲーム各社が推し進めている王道の戦略だ。新興のガンホーの勢いがどこまで続くのか、当分は目が離せない。