個人用のGoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行したいと考えていますか?本記事では、Google DriveからGoogle Workspaceへデータを転送するための4つの無料かつ簡単な方法を紹介します。個人アカウント(Google Drive)から企業・組織向けのGoogle Workspace(旧G Suite)へ、安全かつ効率的にデータを移行する方法をわかりやすく解説します。 

 

GoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行したい

ユーザーケース:個人用のGoogleドライブと会社のGoogle Workspaceアカウントを持っています。Googleドライブ内には大量のファイルが保存されており、業務で管理しやすいようにGoogle Workspaceへ移行したいと考えています。簡単にGoogleドライブからGoogle Workspaceへデータを転送する方法はありますか?

 

学校や企業、各種団体などでGoogle Workspaceを導入するケースが増え、このような悩みを持つユーザーも少なくありません。そこで本記事では、GoogleドライブとGoogle Workspaceの違いを比較しながら、Google DriveからGoogle Workspaceへ移行する方法を4つ紹介します。

GoogleドライブとGoogle Workspaceの違い

Googleには大きく分けて以下の2種類のアカウントがあります。

  • 個人向け:Googleドライブ(Google Drive)

  • 法人・組織向け:Google Workspace(旧G Suite)

どちらもGoogleが提供するクラウドサービスですが、利用目的や管理機能には大きな違いがあります。

 

 

上記のように、Googleドライブは個人利用向け、Google Workspaceは企業・学校・組織向けに設計されています。最大の違いは、Google Workspaceには管理者コンソール(Admin Console)があり、複数ユーザーのアカウントやファイル、アクセス権限、セキュリティを一括管理できる点です。

 

また、Google Workspaceでは技術サポートが充実しているだけでなく、チーム全体でリアルタイムに共同作業できるため、多くの企業や教育機関で導入されています。そのため、個人用Google DriveからGoogle Workspaceへデータを移行したいというニーズも年々高まっています。

GoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行する4つの方法

ここからは、GoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行する代表的な方法を紹介します。

方法1:MultCloudでGoogle DriveからGoogle Workspaceへ転送【おすすめ】

大量のデータを効率よく移行したい場合は、クラウド管理サービスMultCloudを利用する方法がおすすめです。

 

MultCloudは、ローカルへダウンロード・再アップロードすることなく、Google DriveからGoogle Workspaceへ直接転送できるクラウド間転送サービスです。現在、Google Drive、Google Workspace、Dropbox、Dropbox Business、OneDrive、OneDrive for Business、iCloud Drive、iCloud Photos、Amazon S3、MEGA、Gmail、Outlook、ownCloud、iDriveなどの40種類以上のクラウドサービスに対応しています。

 

 

MultCloudの主な特徴

  • クラウド転送:ダウンロード不要でクラウド間を直接移行

  • オフライン転送:パソコンを閉じても転送を継続

  • 自動転送:毎日・毎週・毎月などのスケジュール設定に対応

  • フィルター機能:特定の拡張子を除外・指定して転送可能

  • 幅広いクラウド対応:40以上の主要クラウドサービスをサポート

Google DriveからGoogle Workspaceへ移行する手順

 

ステップ 1:MultCloudアカウントを作成

 

まず、MultCloudへサインアップしてアカウントを作成します。

 

 

GoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行する前に、MultCloudへログインできる状態にしておきましょう。

 

ステップ 2:GoogleドライブとGoogle Workspaceを追加

 

MultCloudへログイン後、「クラウドを追加」 をクリックします。まずGoogleドライブを追加し、画面の案内に従って認証を完了します。続いてGoogle Workspaceを追加します。

 

 

Google Workspaceを追加する際は、以下の条件を満たしている必要があります。

 

事前準備

  • Google Workspaceの管理者(Super Admin)権限を持っていること

  • 権限がない場合は、管理者へSuper Adminロールの付与を依頼すること

  • あらかじめGoogle Workspaceへログインしておくこと

ステップ 3:「クラウド転送」でGoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行

 

「クラウド転送」 を開きます。Googleドライブ全体を転送元として、Google Workspace内の保存先フォルダーを転送先として設定後、「今すぐ転送」 をクリックすると、GoogleドライブからGoogle Workspaceへの移行が開始されます。

 

 

ヒント

  • Google Workspace自体は転送先として指定できないため、保存先フォルダーを選択してください。

  • フォルダー全体を移行する場合は「クラウド転送」が最適です。

  • ファイル単位で移動したい場合は「コピー」または「コピー先」を利用できます。

  • 大容量データでも、転送開始後はブラウザーやパソコンを閉じても処理は継続されます。

  • 「オプション」 ではメール通知やフィルターなどの詳細設定が可能です。

  • 「スケジュール」 を利用すれば、Google DriveからGoogle Workspaceへの定期転送(日次・週次・月次)も設定できます。
 
  • 数TB以上の大量データをより高速に移行したい場合は、有料プランへアップグレードすることで、2スレッドではなく最大10スレッドによる高速転送や、スケジュール・フィルターなどのプレミアム機能も利用できます。

方法2:ダウンロードとアップロードでGoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行

Googleドライブからファイルを一度パソコンへダウンロードし、その後Google Workspaceへアップロードする方法です。追加ツールを利用せずにGoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行できますが、データ量が多い場合は時間がかかります。

 

ステップ 1:個人用Googleドライブへアクセスし、移行したいファイルやフォルダーを選択します。

 

ステップ 2:「ダウンロード」をクリックし、ローカルPCへ保存します。

 

ステップ 3:移行先となるGoogle Workspaceアカウントへログインします。

 

ステップ 4:「アップロード」をクリックし、先ほど保存したファイルを選択してアップロードします。アップロードが完了すると、Google DriveからGoogle Workspaceへの転送は完了です。

制限

  • ダウンロードしたフォルダーはZIP形式で保存されるため、アップロード前に解凍する必要があります。

  • データ量が少ない場合は手軽ですが、大容量データではダウンロード・アップロードともに時間がかかります。

  • 転送速度はインターネット回線に左右され、処理中はブラウザーを閉じないようにしてください。

方法3:共有機能を利用してGoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行

Googleドライブの「共有」機能を利用して、個人用GoogleドライブのデータをGoogle Workspaceから利用する方法です。

 

ステップ 1:Googleドライブを開き、共有したいファイルまたはフォルダーを選択します。

 

ステップ 2:対象ファイルを選択し、「共有」をクリックします。

 
ステップ 3:共有相手としてGoogle Workspaceのメールアドレスを入力し、権限を「編集者」に設定して「送信」をクリックします。 
 
 

ステップ 4:Google Workspaceへログインすると、「共有アイテム(共有アイテム/Shared with me)」から共有されたファイルやフォルダーを確認できます。

 

制限

  • 「編集者」を付与すると、所有権の扱いが変わる場合があり、権限を自由に変更できなくなることがあります。

  • 少量のファイル共有には便利ですが、大量データの移行には向いていません。

  • この方法では共有設定に制限があります。

  • 共有したデータをGoogle Workspace側で管理したい場合は、「共有アイテム」から「マイドライブ」へ移動しておくことをおすすめします。

方法4:共有ドライブを利用してGoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行

Google Workspaceの共有ドライブ(Shared Drive)を利用する方法もあります。

 

まずGoogle Workspace側で共有ドライブを作成し、個人用Googleドライブをメンバーとして追加します。その後、個人用Googleドライブの「マイドライブ」にあるファイルを共有ドライブへ移動し、最後に個人アカウントを共有ドライブから削除します。

 

ステップ 1:Google Workspaceへログインし、左側メニューの「共有ドライブ」を開きます。「+新規」をクリックし、共有ドライブ名を入力して作成します。

 
ステップ 2:共有ドライブ右上の「メンバーを管理」をクリックし、個人用Googleドライブのメールアドレスを入力します。権限は「管理者」を選択して招待します。組織外ユーザーであることを示す警告が表示された場合は、「共有を続行」を選択してください。 
 
 

ステップ 3:個人用Googleドライブへログインすると、新しく作成した共有ドライブが表示されます。移動したいファイルを右クリックし、「指定の場所へ移動」を選択します。

 

続いて「すべての場所」>「共有ドライブ」を開き、作成した共有ドライブを指定して「移動」をクリックします。

 

確認画面で再度「移動」を選択すると、GoogleドライブからGoogle Workspaceへの移行が開始されます。

 

制限

  • 個人用Googleドライブで管理者権限がない場合、フォルダー自体は移動できず、ファイルのコピーのみ移動可能です。

  • 共有ドライブから個人アカウントを削除すると、そのアカウントからはデータへアクセスできなくなります。必要に応じて事前にバックアップを作成してください。

  • 外部ユーザーが共有ドライブのメンバーであっても、管理者権限がない場合はファイルやフォルダーを移動できません。

  • これらの制限を避けたい場合は、MultCloudを利用してGoogle DriveからGoogle Workspaceへ直接転送する方法がおすすめです。ローカルへのダウンロードが不要で、大容量データでも効率よく移行できます。

おまけ:Google WorkspaceからGoogle Workspaceへ移行する方法

個人用GoogleドライブからGoogle Workspaceへの移行だけでなく、Google Workspaceから別のGoogle Workspaceへ移行したいケースもあります。例えば、会社の統合や組織変更、テナントの移行、Google Workspaceのバックアップ・復元などが代表的な例です。

 

このような場合も、MultCloudの「チーム転送」機能を利用すれば、ユーザーアカウントとデータをまとめて別のGoogle Workspaceへ移行できます。

 

事前に確認すること

  • 移行先のGoogle Workspaceに十分な空き容量があること

  • 移行元・移行先の両方で管理者(Super Admin)権限を持っていること

  • 不要なファイルを事前に整理しておくと、移行時間を短縮できる

ステップ 1:MultCloudへログインし、移行元と移行先のGoogle Workspaceアカウントを追加します。

 

ステップ 2:「チーム転送」 を開き、転送元クラウドのGoogle Workspaceを設定し、転送先クラウドのGoogle Workspaceを選択します。

 

続いて、「バッチマッチ」からユーザー同士を対応付けます。

 

対応付け方法は以下の3種類があります。

  • オートマッチ

  • CSVをアップロード

  • CSVをダウンロード

ステップ 3:設定内容を確認し、「今すぐ転送」 をクリックすると、Google Workspace間の移行が開始されます。

 

「クラウド転送」と同様に、メール通知やフィルター、スケジュール実行などの設定も利用できます。移行完了後は、ユーザーアカウントとそのデータが移行先Google Workspaceへまとめて転送されるため、業務への影響を最小限に抑えながら移行できます。

よくある質問

1. GoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行するにはどうすればよいですか?

 

GoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行する方法には、「ダウンロードとアップロード」「共有機能」「共有ドライブ」のほか、MultCloudを利用したクラウド間転送があります。大量のデータを効率よく移行したい場合は、ローカルへのダウンロードが不要なMultCloudがおすすめです。

 

2. Google DriveからGoogle Workspaceへの転送にはどれくらい時間がかかりますか?

 

移行時間は、データ容量、ファイル数、フォルダー構成、インターネット環境、Google側の制限などによって異なります。データ量が多い場合は、クラウド間で直接転送できるサービスを利用すると、より効率的に移行できます。

 

3. GoogleドライブとGoogle Workspaceの違いは何ですか?

 

Googleドライブは個人向けのクラウドストレージですが、Google Workspaceは企業・学校・組織向けのサービスです。Google Workspaceでは管理コンソールを利用して、ユーザーや権限、セキュリティを一元管理できるため、チームでの運用に適しています。

 

4. 特定のファイルやフォルダーだけを移行できますか?

 

はい、可能です。少数のファイルやフォルダーだけを移行する場合は「コピー」や「コピー先」機能を利用できます。フォルダー全体や大量のデータをまとめて移行したい場合は、「クラウド転送」が便利です。

 

5. MultCloudはクラウド内のファイルを閲覧・ダウンロードできますか?

 

いいえ。MultCloudはファイルの内容を閲覧したり保存したりすることはありません。移行処理に必要なメタデータのみを利用し、実際のデータはユーザー自身のクラウドストレージ内に保存されたままです。

 

6. Googleには個人用GoogleドライブからGoogle Workspaceへ直接移行する公式ツールがありますか?

 

いいえ。Googleには、個人用GoogleドライブからGoogle Workspaceへワンクリックで移行できる公式ツールは提供されていません。そのため、「共有」「ダウンロードとアップロード」またはMultCloudのようなサードパーティ製サービスを利用する必要があります。

 

7. MultCloudで移行した場合、共有権限も引き継がれますか?

 

いいえ。MultCloudではファイルやフォルダーは移行できますが、共有設定やアクセス権限は引き継がれません。移行後は必要に応じてGoogle Workspace側で共有権限を再設定してください。

まとめ

GoogleドライブからGoogle Workspaceへ移行する方法は、用途やデータ量に応じて選ぶことが重要です。データ量が少ない場合は、「ダウンロードとアップロード」や「共有」機能でも対応できます。一方、大容量データや継続的な移行が必要な場合は、MultCloudを利用することで、ローカルへのダウンロードを行わずにGoogle DriveからGoogle Workspaceへ直接転送でき、作業時間と手間を大幅に削減できます。

 

さらにMultCloudでは、「クラウド転送」だけでなく、「コピー」「コピー先」「クラウド同期」などの機能も利用可能です。例えば、Googleドライブから別のGoogleドライブへコピーしたり、GoogleドライブとOneDriveを同期したりすることも簡単に行えます。また、Google Takeoutを利用したデータアーカイブや、OneDriveからMEGAへのクラウド移行など、多様なクラウド管理にも対応しています。

 

用途に合わせて最適な方法を選び、GoogleドライブからGoogle Workspaceへの移行を安全かつ効率的に進めましょう。