戦略 | マイブログ007

戦略

雨の晴れ間、午前中は夏の青空が広がっていた昨日、マリオン号(マイサイクル)でいつもの都内巡行の途中、六本木ヒルズ隣りの毛利庭園に立ち寄りました。

ここは江戸時代の毛利家上屋敷の庭がルーツで、池のある回遊式庭園です。都会のド真中にあるなんとも超贅沢な空間でした。それに、散策しているだけでなんとなく歴史を感じるから不思議です。

毛利家と言えば元就(もとなり)三本の矢の話は有名ですね。

この話は現代の安倍総理三本の矢とは違い、三人の息子達に「一本の矢はすぐ折れてしまうが、三本重ねると簡単には折れないから、皆で力を合わせて頑張ろうね」という、戦国時代のあのお話です。

安倍首相の方は3本目の矢がなかなか揃わず苦戦中ですが……

そんななか、安倍首相も早期の妥結を目指していた中国のAIIBに対抗するかの如きTPP交渉が、米国の上院でTPA(大統領に貿易交渉権限を一任する)法案が24日可決されたことを受け、一挙に前進加速しそうです。やはり、台頭してきた中国にリーダーシップはとられたくないのでしょう。

また、先週初めにはまとまりそうとの楽観論で、市場も好感したギリシヤ問題ですが、ここにきて急遽怪しくなってきました。

せっかく、25日のユーロ圏財務相会合で決まった最終案をギリシヤが受け入れることを条件に金融支援に応じることを提案しました。しかしギリシヤは75日の国民投票にその判断を委ねると表明する捨て身の戦略に出たのです。その結果が、今朝のニュースで、欧州中央銀行(ECB)はギリシヤ支援を打ち切りとしました。これで30日のIMFへの返済、約15億ユーロ(2100億円)は、債務不履行(デフォルト)に陥ることになります。

一体どうなってしまうのでしょうか。ユーロ圏の債権団やIMF側もこの事態は織込み済みで、既に何か新しい戦略を考えてのことなのでしょう。

今日、明日の、金融市場の行方には注目で、これがFRBの利上げによる米国発に先立つギリシヤ発の世界経済混乱の引き鉄にならなければよいがと思っています。










本日も小生のブログへアクセス頂きまして、誠に有難うございます。


歴史好きの小生は昨年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」を毎週欠かさず観ていました。

官兵衛の仕えていた播州の小豪族であった小寺家が自衛力がなく自立できないので、毛利輝元か織田信長のどちら側に従うべきか迷うシーンを思い出しました。

結局官兵衛の進言で織田側につくのですが、現下のギリシヤ政府も似通った思いで迷いに迷ったのではないでしょうか。だから最後に判断を国民投票に委ねると発表したのだと思います。それが今回裏目に出たのかもしれません。結局今のギリシヤには官兵衛はいなかったのでしょう。

逆にユーロ圏債権団の方もあまりギリシヤに譲歩することができなかったのだと思います。スペインやイタリア等の大国まで甘えて緊縮財政が緩みユーロ圏崩壊に繋がりかねないと考えたのかもしれません。ここは難しいところですね。


TPPもそうですが、軍事的戦略では安倍政権は完全に米国側につかざるを得ないのは、自衛力(安保法制改正)を考えた時には仕方のないことかもしれません。

なにせ国会を過去最長に伸ばしてまで安保法制改正(集団的自衛権を含む)は、アベノミクスの成否にも大いに係わることでしょうからなんとしても通過させたいのだと思います。

でも、ここ何年かで日銀の金融緩和により4550%も円の価値が下落しているのは問題です。輸出大手企業は良くても、原材料輸入の中小企業は、賃金アップすらままならないのではと思っています。

円安によって喜んでいるのは中国、台湾からの不動産を爆買している投資家達です。とは言っても、両国にも経済リスクは山ほどあります。一昔前のバブルで日本企業がアメリカ各地を買い漁ったのと同様で、今回のギリシヤ問題や自国内バブルの崩壊で本国の経済情勢が悪くなれば一斉に引き上げざるを得ず、東京などでは売り物の山となるのは歴史が教えてくれているところです。


戦略とは戦をはぶくという意味もあり、今は戦わずして生き残る戦略を練る時かもしれません。その結果、マリオンボンドサイドについてきて頂けますと幸甚です。



                 本日のボンドランチ

         みんなで行ったランチ、注文が分かれました。

           小生、トンカツサイドに手を上げました。


AIIB

アジアインフラ投資銀行のことです。中国が設立を主導するもので、インフラ整備に資金供給を行なうことを主な目的としています。


TPP

日本・米国を中心とした環太平洋地域による経済連携協定のことです。