内憂外患
子供の頃、東京でも夜空に天の川を見た覚えがあります。また臨海学校などで出かけた千葉の海岸では、ビックリするほど無数な星々が、それぞれの遠近をハッキリさせながら蛇行する帯状の川となって眼前に広がっていたのを思い出します。
昨夜は七夕の星祭りでしたが、東京では今や天の川は勿論、名立たる星座さえも確認できなくなってしまいました。
はて、織姫星と彦星は会うことができたのでしょうか。
もう一つ、昔よく見たもので今はすっかり見なくなったものに蛍があります。小生は一昨日の夜、椿山荘で蛍を見る機会を得て見に行きましたが、昔小生が見た光景とは……。
でも確かにじっと目を凝らしていると最後には、三々五々、木々の間から蛍の光が漏れていました。
さらに加えるならば、最近政治家らしい政治家も、とんと見かけなくなりましたね。なにか昔より軽い感じがしています。皆、経済人になってしまって、昔のような憂国の士は居なくなったのでしょうか。
でもその政治家を選ぶ参院選の投票用紙が、都選に引き続いて送られてきました。さて、誰に、あるいはどの政党に投票しましょうか……。でも21日は予定があるので期日前投票にしよ~っと。
本日も小生のブログへアクセス頂きまして誠に有難うございます。
下馬評では都選に続き、自民党の圧勝で参院のねじれ解消か? となっていますが、巷には批判票となる要素もかなりありそうです。仮に政権与党側が勝利したとしても、政府は内憂外患をかかえ、かなりのリスク負荷に耐えなければならないと思います。
『内憂』今月の日銀短観にあるように、足元では昨年末以来の円安・株高により、輸出企業を中心に業績回復がなされ、資産増効果で個人消費も安定してきているのは事実です。
しかし、経済の回復を確実視するのはまだ尚早だと思います。安倍政権は、一応第三の矢「成長戦略」を放ったものの、まだ革新性に欠け、市場の反応は鈍く、参院選後さらに踏み込んだものを発表するとしています。
しかし、これが市場期待感通りの内容になっていなかった場合は、外資ファンドなどの、市場を金融ゲーム化している多額の資金を中心とした、株や債券の売り圧力が、現物ばかりでなく先物でも強まり、デフレ経済からインフレ経済への脱却の兆しがあるとは云うものの、腰折れとなるリスクが危惧されます。
また長期金利の上昇に国債の利払いをどうするかの、国債リスクも大きいでしょう。
『外患』むしろ、こちらの方が大変と云えば大変なのですが、チャイナリスク及び米国金融緩和の縮小、ユーロ圏の信用不安の再燃等のリスクがあります。
チャイナリスクは、云わずとしれたシャドーバンキングが、中国不動産バブルを引き起こし、そのかなりが不良債権化している事実です。「鬼城」と呼ばれる所謂ゴーストタウン化した高層住宅街があちこちにあるとのことです。
日本もそうでしたが、バブルはやがていつか崩れます。それが近々あるのではと云われていることです。その兆候は上海株式市場の不安定さに見ることができます。
次は、米国中央銀行FRBのバーナンキ議長発言に「今年中に金融緩和政策の縮小」とあったからです。それでニューヨーク市場も一時不安定となり、今はその時期後退感が市場を支えていますが、近々縮小実施が本格的に行なわれるリスクがあります。
さらに加えるならば、最近は、なりを潜めていますが、ユーロ圏信用不安問題も根治したわけではなく、対処療法に終始している状態のようです。この再燃リスクはかなり大きいと云われています。
以上、三つはどれが現実となっても日本経済が大きく影響を受けることになるのは間違いなさそうです。
その規模は想像するより大きく、平成バブル崩壊やサブプライム問題をはるかに凌ぐことになると云われています。
こんなリスクの下での不安定な状態では、預金から投資への行動は起こらず、デフレ克服が見えるまでは更に預金(タンス預金を含む)が資金の置場所になるのでしょう。しかし、近く、預金金利から物価変動率を引いた実質金利がマイナスにでもなればインフレターゲットも視野に、預金(タンス預金を含む)もじっとはしていられないと思います。その時は是非マリオンボンドを試してみて下さい。
アジフライ付日替わり弁当
今日の感動した言葉
『心を変えたかったら、いままでやっていた行動を変えることである』




