どちらにしても
雲一つない青空からの真冬の陽光は眩しかったけれど、昨日の風はまだまだ冷たく、葉を全て落とした梢達はとっても寒そうでした。
葉が茂っているときには分からなかった電線も、覆い隠すものがなくなると、あらわにその姿をはっきりさせるのですね。
夜になって更に冷え込み澄み切った紺碧の空には、まんまるのお月さまがポッカリと浮かんでいました。
景気も今はまだまだ冷え込んでいますが、アベノミックスの3本の眩しい陽光の矢に照らされて、本当の春が来る頃には、それを実感できるようになると良いのですが。
安倍首相になって1ヶ月、景気に先行すると云われる株価も8,800円から10,900円に急上昇し、為替も1ドル78円から90円台をつけるまでの円安となりました。
将来の株価や為替を本当に予測できる人などいるはずがないと思いますが、期待感から経済アナリストや評論家のTV討論番組を見たり、講演会のお誘いについつい足が向いてしまいます。小生は、これって以前通ってきた平成バブル直前の状況によく似ているなーと今、感じています。あの頃もTV討論や講演会がたくさんありました。その後を経験しますと、そこで語られたほとんどがハズレだったことが分かります。
本日も小生のブログへアクセス頂きまして誠に有難うございます。
でも、どうしてたった1ヶ月でこれほどの円安・株高になったのでしょうか。本当に景気の「気」は気分の「気」と云った期待先行だけの「気」でここまできたのでしょうか。
まだ安倍政権は何も実行しているわけでもないのに、事実、国の借金が減ったわけでも、物価も街ではSALE SALEが目につき決して上がったわけでも、また給料が上がったわけでもなく、現状何も良くなっていないにも拘わらず、株や為替がここまできたのは、やはり期待だけの「気分」が先行していると理解する以外ないようですね。
「気分」が実体経済をここまでするとは、「気分」には、例えは悪いのですが、原発何百機分に相当するぐらいのものすごいエネルギーがあるようですね。
こうなると、青く寒い夜空に一瞬大輪の花を咲かせる冬の花火で終わって欲しくはありません。なんとか第3の矢を照射して、日本経済を暖めて欲しいとの思いに反対する人はいないと思います。しかし昔のバラマキ公共事業だけは真っ平御免ですが。
ただ気になることもあります。それは2%の物価目標導入を受け入れた日銀の白川総裁が、共同声明の調印後、官邸で記者会見に臨んだ時のお顔のアップは、素人の小生にすら、苦渋に満ち、疲れて威厳をなくしたように見えました。もしかすると日銀は昨年2月に掲げた1%の目途も難しかったのに、2%など達成できるわけが無いと実は思っているのではないでしょうか。
たとえいくら節分の豆のようにお札を刷ってあちこちにバラ撒いたとしても、同様に金融緩和を行っている米国の場合はそれを貯蓄などしないですぐに消費に回す国民性ですが、日本のような農耕民族は、先行きが相当ハッキリするまでは恵方を向いて(安全第一の預貯金に)備蓄するので消費に回らず、そう簡単に物価は上がらないと考えているのではないでしょうか。
第3の矢がうまく的を射抜き万々歳となれば良いのですが、万一うまく当たらなかった場合には、期待された上辺のメッキが全て剥がれ、隠れ気味であった太い電線とも云える膨大な国債という借金だけがあらわになったら、それこそハイパーインフレでガラガラポンとなり、一旦は日本が沈没するというシナリオもあり得るのではないかと心配されます。
それでも日本人の生活が全て無くなるわけではありませんのから、また新しい円、不動産、労働力(数は今より少なくなるかもしれませんが)で、日本を再構築することになるのでしょう。
そこで、第3の矢が当たろうがハズレようが、行政が掲げるインフレターゲット2%であろうが日本再生だろうが、不動産を裏付に生成しているマリオンボンドのインセンティブ年率4%なら安全です。ですから今のうちに、預貯金から資金を一部シフトしておいてもよいのではないかとお勧めする次第です。
「山かけ定食」
今日の感動した言葉
『私たちの競争相手は、競合他社でも、他業種でもない。それはただ一つ、時代の変化だ。』
今、時代は大きく変化しようとしています。めまぐるしく変わるお客様のニーズにどう対応するかが重要です。
(セブンイレブン会長 鈴木 敏文氏)



