「Wander Woman」2人のワンダーウーマン
ワンダーウーマンって昔のTVシリーズのイメージが強くて、全く興味無かったけど、
前作「BM vs SM」でワンダーウーマンのガル・ガドットをこじらせて、公開を待ちに待ってた。日本公開って世界でも最後ぐらいじゃないかな。
ともかくガル・ガドット有りきのワンダーウーマン。イスラエルのモデルだけあって、立ち姿が綺麗。
好奇心旺盛な表情で、楯と剣を持っているのはコミカルだけど、アクションシーンは間接技とか無しでぶっ飛ばす。ワンダーウーマンのテーマ曲でのアクションシーンはテンション高まる。
後半になると、平和とは、人間とは。って言うスーパーヒーローならではの問題に直面する。
ヒーロードラマは、結果的に世界とかより、目の前の恋人の為に戦う。って構図が一般的なのに。
「僕は今日を守る。君は世界を守れ。」
(あんまり正確に記憶してないけど、こんな感じのセリフ)
ワンダーウーマンは、世界を守るって事に徹した構図が、かなり好き。ヒーローとは違いスーパーヒロインの人間愛に溢れる戦いにぐっとくる。
助けた村人たちと笑顔で挨拶するシーンも中々ヒーロードラマでは無かったような。
ヒーローは疾風のように現れて、疾風のように去っていくってモノだと思ってるけど、これは月光仮面だけの事かな。
魅力的なスーパーヒロインの誕生は、もう1人のワンダーウーマン、パティ・ジェンキンスのパワーかな。
DCエクステンデットユニバースの第4作何だけと、ブルースウェインから写真の原盤が送られる事と、ブルースウェインにメールする事だけで、誰も出てこない。
その上、本編最後のオマケも無い。
ユニバースの一連の映画と言うより、1つの映画として成立してるって事かな。
ダイアナに「誇っていいわ。」って言われそうな1本でした。
予告編の「ブレードランナー2049」は「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督だから気になるし、「Star Wars最後のジェダイ」は当たり前のように気になる。
それと、「THORラグナロク」これは無いわ。
日本公開が「THORバトルロワイアル」って邦題に変わってるし。配給会社も戦って勝ち残るからバトル・ロワイアル、映画の原題とかどーでもいいやろ。って感じのやっつけ仕事なんだろうな。知性の欠片も感じない。

