えるめすはマルファン病だ。
ラフマニノフ と同じ。
まるふぁんの人間は、ADHDを伴う。
ADHDを患った有名人は…
なんと。
エマワトソン。
ジェラルドバトラー。
坂本龍馬。
ミケランジェロ。
トーマスエジソン。
一つのところに止まることができず、いろいろなことに手を出したがる。
好奇心旺盛な双子座と射手座はみんなADHDに当てはまる。
えるめすは、いろいろな知的好奇心の塊で、
ニコレッタのお話にじっと耳を傾けて聞くのが、最近の喜びであるらしい。
私がshepherd音階という、バッハの作曲方法をいろいろなところに応用した話とか、
(ケンブリッジ大学の教授と喋っていた)
寝ているふりして、全部聞いている。
で、ある日突然、「あの時あんなこと言ってたじゃん!また違う話してる!矛盾してる!」
と、私の間違いを指摘してくるのである。
で、ニコレッタは、喋った内容はあまり覚えていないので、(私の方がかなり病気なのかもしれない)
いきなりバックアップした過去の写真を見つけるような気持ちになる。
エルメス以外の男は、「お前は黙っておけ!」「喋るな!」「馬鹿言うな!」「俺が正しい!」
そう言ってくる。
だから、ニコレッタは、ガッカリして、うちに帰って、もう誰とも喋りたくない、と、心を閉ざす。
そんなときに、いきなりエルメスがうちにやってきて、「お前の家は俺の家だ!」と言いながらベッドを
我が物顔で占領し、いきなり私の脳内をほじくり回して、その知識を応用して自分の知識の城をつくりあげるのだから、
たまったものではない。
それこそが、身体的に距離があっても、なんとなく愛おしくて、関係が続いていく秘訣なのかもしれない。
まるふぁんの話に戻るのだけれど、
彼の全ての細胞をしりつくしているニコレッタ、
マルファンである病気である確率は100%だ。
まるふぁんは、突然死を招く。
防ぐためには、専門医にかかることと、手術。
ピアノなど弾いている場合ではない。
しかし、にこれったが言ったから、エルメスがピアノをやめて、
手術に失敗して死んでしまったら、にこれったの責任である。
それは、起こりうる。
エルメスはそれくらい自分のことを信頼している。
だから、嘘をついて、ピアノを引かせ続けて、
突然死した時も、なかったことにする。
などということは、ニコレッタには不可能だ。
マルファンの病気が仮説から確定に変わった昨日、
すぐに彼の友人に状況を説明して、
今朝かれにメールを送り、
サレルノの信頼できないぼったくり病院ではなく、
我が家にあるクリニックのXスキャンで背骨の写真だけでも撮るように諭してみた。
家は近江八幡市の産婦人科個人病院。
家に帰ったら、全てが揃っているし、父は、許可なしで全部触らせてくれる。