***娘の回想記録です。
つらい気持ち、不快にさせてしまうかもしれません
ご注意ください***
高校3年11月
半年前の事。
週1回学校に通い、その帰りに買い物したり、夕飯を食べて帰ったり。
酸素をゴロゴロ引いていると自然とみんなの視線が娘にいっているのが分かる。
本人、あら、そう?と平気な顔。
咳、そして白い痰がでるので止まって背中をさすっていると、今度は店員さんの視線。
ちょっと、数メートル歩くだけで10分はかかり、買い物せずに帰ることがふえてきた。
車イスを使うと、息苦しさは減るので、ネットで車いすを購入した。
体は小学生位。143cmの24㌔。
新幹線の通路も通れるという、うたい文句のコンパクトタイプ
ベビーカ~くらい。車の荷台の半分くらいの大きさ。
買い物する時も小回りがきいて、買い物しやすい。
高校卒業したら、ご朱印集めで色んな所に行くから良い買い物したと満足
12月になる肘の関節が痛くなる。
いわゆるリューマチみたいなのかな?
整形外科でもシップだけ。
着替えの時につい当たって痛くて泣いている。
腕が曲がらないから、無理して洋服引っ張って、つい・・・ゴメン
そのうち字も書けなくなった。指だけでなく腕、肘が動かせない
学校の提出プリントも痛いながら期限までには仕上げた。
だけど、年賀状は書けなかった・・・
年末
寒さが厳しくなりトイレに行くのもつらくなる
自分で下着の上げ下げが出来ず、私がしてあげる。
トイレ用に小さな暖房器具をネットで購入。
人感センサーで温風がでるもの。
これでトイレの我慢が少し解消された。
これは家族全員に好評だった。
ゆるやかだった娘の病状がスピードを増して悪くなっていく。
漢方のおかげで咳は減ったが白い泡状の痰がどんどんと。。。
今までこんな痰でたことなかったのに・・・
苦しくなった事なかったのに・・・
娘の異変は私の心をざわつかせ始めた。
仕事中涙があふれてきて止まらない。
なんで泣くの?
もうダメかも・・・
何をそんな縁起でもない!
今まで感じた事のない感覚。
気胸の時でも、もうダメかもなんて少しも思わなかったのに!
自分のこの感情に腹が立つ。
でも涙が出てしまう。
なんて・・・母親なんだろう。
こんな事考えるなんて。。。
今度は悔し涙が流れた