「全部抜けたよ。」 | アンふガ 〜侍女アントニーナがジャンボふ菓子で柵越えを連発したとかしないとか〜
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「飲酒運転、身の破滅。」





7月16日 月曜日、晴れ。

ちなみに、猛暑。



拠ない事情があって、歩いている。

僕はマイカーも自転車も所有している。
そして、他の交通手段を用いる事のできない経済状況といったわけでもない。

…にも関わらず、今は徒歩なのだ。



もう一度、否、何度でも繰り返したいぐらいだが、猛暑である。



「真夏日」や「猛暑日」といった呼び方には、それぞれ"摂氏何度以上である場合"-ときちんと気象庁で定義されているものだが、仮に今この地域の気象台が「猛暑日」でなく「真夏日」だと発表したところで、そんなものは僕の知った事ではない。

なぜならそれは、あくまでも"少女の頭ほどの高さに浮遊した白塗りで風通しの良い木材に覆われた日陰の中"で計った、現実とはあまりにもかけ離れた次元においての数値であって、今この足で踏みしめている大地もとい上気したアスファルトとすっかり一体化してしまっている僕にとっては、全く意味を持たないものなのである。

だから、たとえ我が愛すべきこの町の役所が発表しようが、東京都知事の息子が声高に読み上げようが、僕の世界はまぎれもなく「猛暑日」なのだ。



「うだるような暑さ」の「うだる」という言葉は、「-ような暑さ」をセットにしないと使う機会がない日本語だな、などというナンセンスな指摘はさておき、先ほどのようにたまたま通りがかった警察署に掲げられている標語を思わず声に出して読んでしまうほど朦朧とするような暑さというのが、リアリティのある「うだるような暑さ」を表した状態だと閃いたが、きっと披露する場は永遠にやってこないのだろう。

そんな、わざわざ活字にするほどでもない事を延々と考えつつ、小さな日陰を縫うように歩く。

そしてこんな炎天下を歩き続ければ、当然体内の水分は急激に奪われていくわけで。
始めに「拠ない」とは言ったものの、実はこの"汗をかく行為"というのは数少ない目的の一つではある。
しかし、それも度を越して自分の生命を危険に晒してしまっては本末転倒だ。
今この場でストイックを演じてみせようが、誰も褒めてはくれまい。

僕は適当な木陰で足を止め、おもむろにポケットをまさぐる。
そして銀色の小銭を二つ取り出すと、迷わずそれを眼前の"泉"へと捧げたのだった。





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はい、疲れましたよー。










「昨日は暑かった。」





このたった8文字をどれだけ間延びさせられるかやってみたら



こうなってしまった。



僕、ライトノベル作家になれるかな?










昨日は久々に歩いたんですよ。





天気が良かったもんで、たまには日光浴でもしようかと思って。




















でも



歩くつもりはなかったんだ。










最初はサイクリングしようと思って、チャリのメンテナンスを始めたんですよ。



チャリに乗るのは、実は約1年ぶり。



もう錆びて動かないかなーとも思いつつ、カバーを開けると





全然キレイじゃん!



そりゃたとえママチャリだって、1年ぐらい雨ざらしにしてたぐらいじゃ普通に動くよな。

それを、ちゃんとカバーをかけたアルミフレームのクロスバイクならなおの事。





ボディをキレイに拭いて



空気を入れて





ポンプを外す






すると










普段なら、「プシュッ」と気持ちよく音を立てて離れるはずの給気口が










プシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






























全部抜けたよ。





空気がね。





















きっと、弁のゴムがヘタってたかなんかだろうな。



どのみちこのままじゃ乗れない。

自転車屋さん行って新しいバルブ買ってこなきゃ。










今度、行こう…。










そっとカバーをかけて、手を洗いに家へ戻る。



手を洗ってると、腕の異常な範囲に湿疹を発見。

きっとチャリのカバーに毒虫の毛かなんかが付いてたのかな。



落ち着いて腕を洗い流す

汗もかいたから、顔も洗う










日焼け止め、塗ったばかりだというのに。










日焼け止めを塗り直しに部屋に戻ると



エアコンガンガンで超快適じゃんか。










普通の人間なら



そのまま居座るよ。






でもこの日のオレはちょっと違うのさ。



オレ・アントワネットが言うんですよ。

チャリがないなら歩けばいいじゃない!










…で、歩いたというわけ。





まぁ、たまにはいいやね。




















そして早速イベント発生ですよ。










家からはまだほど遠くない路地を歩いてると

前から自転車に乗った5歳くらいの男の子がよたよたと。



で、オレの近くで止まって、チャリを降りる。





なんか、「あれ?あれ?」とか言いながらハンドルをいじってる様子。





まぁなんとなく状況は理解できたんだけどさ



オレ、基本「やれやれ系」ですから。

面倒事は勘弁…じゃなくて、「少年よ、これも試練なのだ」と少年ではなく自分に言い聞かせながら通り過ぎる。



で、しばらく歩いて角を曲がる時に振り返ると










少年、まだやってる。

すげーキョロキョロしてる。

誰かに助けを求めてる。

あれは1分後には泣くわ。





















「(あー、クソ!)」





この日のオレはちょっと違うからな。










「どしたー?動かない?」





少年、あからさまにビビってる!





そりゃ見ず知らずの自分より身長が倍くらいの男が話しかけてくれば、ビビるのが普通か。



しゃがんで話しかけたんだけどなぁ…。





でもめげずに



「壊れちゃった?」





「…ううん…。」





「(ギヤを差して)じゃあ、これ回らない?」





「ううん、なんかダイヤルが…。」





少年が指差したのは、ハンドルの右側に付いた数字。



やっぱギヤが噛み合ってないとかみたい。





内心「よかった、これなら直せる」とほっとしつつ



「これ、今7じゃん?いつもはいくつだった?」





「…4。」





後輪を持ち上げてペダルをゆっくり回して、チェーンがギヤに噛むように指を引っ掛けてそれを手伝う。



まだ買ってもらったばっかなんだろうな。

グリスのダストも全然出てなくて、手が全く汚れない。





ギヤは難なく4速まで切り替わって、チェーンもそこへ引っかかる。





「ほら、これで直ったよ。」





「…あ、4になってる。」





「走ってる時じゃないと、それ回しちゃダメだよ。」





オレも人見知りだから、これぐらいの頃は知らない人に「ありがとう」って言えなかったな。





「じゃ、気をつけてね。ほい!」



もうチャリをこぎ始めてる少年の背中をポンと叩く。










オレが気を使わず気さくに話しかけられるのなんて、子供ぐらいのもんだぜ。



普段からこれぐらい「いいお兄ちゃん」ができていればな…。





いやいやいや…。










で、またしばらく歩くと



今度は靴擦れという小イベント発生ですよ。





これは、絆創膏を買わねば





そこは地元の駅の反対側の出口の方だったから、詳しいお店の配置は把握しておらず。



目の前にあった小さな商店で薬局の場所を聞こうとすると










そこが薬局だったという。










そして、絆創膏コーナーを見て気づく。




















オレ、300円しか持ってねえ。



元々チャリに乗るつもりだったから財布持ちたくなくて、飲み物代でポッケに入れてたのが100円玉2枚と50円玉2枚のみ。





で、一番安いやつでも313円










終わった。










大きなドラッグストアならもうちょい安いんだろうけど。



そこからは結構歩くしな。





仕方なく諦め、ペースを落としつつまた歩く。










そしてまたしばらく歩いて、大きな公園へ。


ウォーキングに最適なこの公園が目的地だったんですよ。





まぁでも足も痛いし、一回りしたら帰ろうと思って歩いてると










またイベント発生の予感…?




















ベンチに座った少女が2人。



妙に距離の近い少女が2人。










あれ…?






























チューしてね?










目を疑いつつ、もう少し近くまで歩いて見てみると





何やら自分らがイチャついてるところの



写真を撮ってる様子。








































イナイレのコスプレで。





















なるほど納得。




















ここで納得してしまうオレが通りがかったのも何かの縁。





三脚もなしに自画撮りとは、せっかくのコスがもったいないじゃないか!










ここは





このオレが撮ってやろう!





お前らが撮るよりよっぽど上手いぜ!









































…とは言えませんでした。





まぁ、無言で通り過ぎるよね。




















さっきの子供と違って



腐女子2人とか怖すぎるわ。



近くで見たら2人とも結構可愛かったからなおさら。










大体、人助けに関しては





この日はもう

ゲージ使っちゃってるし!






オレの善行ゲージは最大値がものすごく低いから、1日せいぜい1回しか使えないの。










まぁこれに関してはイベントにはならなかったものの





やっぱ徒歩はネタの宝庫だな!



いつにもまして長くなってしまった。

そりゃ最初にあんな文体で始めちゃうからだろ!










しかしまぁ、暑かったけど気持ちよく汗をかけたかな。










$アンふガ ~侍女アントニーナがジャンボふ菓子で柵越えを連発したとかしないとか~



こんな公園が近くにあってほんと幸せ。



久々に歩いて脚はボロボロだけど、悔いはない!










それにしても、たまにこんなアクティブな記事書いちゃうと



明日からの記事のハードルが上がる気がするけど…










明日は気にせずいつもどおりの話をするよきっと!










長文お付き合いいただいて、ありがとうございました。










では、ごきげんよう。










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