強いモンスターを見ては避けてさ。
そんな事でも毎日続けてれば、知らないうちに強くもなるんだな。
昨日の事。
いつもどおり、リーヴを回してて。
ドードーを狩る依頼。
クリスマスも近いから、肉が必要なのかな。
ただ、依頼主も呪術で殺した鶏肉とか食べたいのかね?
まぁ、それは完全にさておき。
そもそもそんな依頼内容じゃねーし。
目標のドードーを発見。
いつもどおり範囲指定してスカージIIを発動…
…と、思ったら。
ドードーの前に、アントリング・ワーカーが!
って、なんでですかぁ…
アントリングといえば、ザナラーンでは有名な初見殺しじゃねーか。
デカくとも所詮は虫
って侮って前を通り過ぎると、普通に一撃死させてくるクソ虫ですよ。
オレも今まで何度殺されたり逃げたりした事か…。
どうしよう。
あいつがどっか行くのを待つか?
それとも、先にクソ虫から始末する?
いやいや無理だろ普通に無理だろ。
じゃどーするよ制限時間だってあるし…。
…って、アントリングとドードーの群れの前でモジモジするミュ様。
感じとしては、こんな。
女生徒「ほら、チャンスだよ!ドードーくんいるよ!」
ミュ「え~~、で、でもぉ~~。」
女生徒「早く言っちゃいなよ、ほら!」
ミュ「やだそんな、押さないでよ!」
ドードーA「なんか女子がお前の方見て騒いでるぞー。」
ドードーB「あァ?知らねえよ。めんっどくせェ…。」
アントリング「(あのコ達、さっきから俺の方チラチラ見てる気がする。これって…)」
女生徒「ほらっ!早く行く!っと。」
ドンッ
ミュ「やだっ!ちょっ!…」
アントリング「おっ、俺に、なっ、何か…用…か?」
バキッッ!!
モジモジしてたら、やっぱり向こうから殴ってきやがった!
この、クソ虫がぁぁ~~!!
もうこうなったら、やるしか!
あれ?
いつの間にかオレンジ玉じゃん。
被ダメも170とかで、与ダメは他と同じく300くらい。
これは…
勝てるんじゃ!?
その場所はギルドリーヴの狩り場だから、他のプレイヤーもいっぱいいてさ。
やっぱ、みんな近づけなくて迷惑してた様子。
そこへ単身女の子が凸したんだから、周囲は自然と応援ムードになり。
じり貧ながらも少しずつ押していってるのはわかる。
でも、相手のWS食らったらいつ死んでもおかしくないくらいの接戦。
と、そこへ
自分でかけた憶えのない回復魔法と補助魔法が…。
近くにいた人が、加勢してくれたぞ!
オレはリジェネかかってるから正直必要なかったんだけど、その厚意が嬉しかったな。
そして…

ミュ「虫は所詮、虫なのよ…。」
倒せた!!
○○○は拍手した
□□□は拍手した
×××は拍手した
みんな祝福してくれてる!
ありがとう!みんな!
むしろみんながオレにありがとうなのか?
どっちでもいいや!
これは嬉しいぞ!
山羊をソロ狩りした以上の喜びだわ。
これで、ザナラーンも大手を振って歩けるぜ。
まだまだペイストとかドレイクとかいるけど。
いやー、ミュ様も強くなったもんだぜ。
よくソロでここまで頑張ったな。
ちょっと調子に乗って、このクラスの敵を片っ端から倒しに行くかな。
カニとかカニとか。あとカニも。
お、そういやもうすぐクリスマスじゃねーか。
オレ?
星芒祭だけど何か?
