手術室に入ると、沢山の医療従事者さんがいます。
患者の待機場所はブースごとになっています。

私も昨日のナースさんと一緒に椅子に座ります。

緊張して手が冷えていました。

ナースさんが、ふわっと背中に暖かいタオルを掛けてくれました。

ありがとうございます。
ナースさんに伝えます。


自分も先日、ここで手術してもらったんですよー。って話してくれます。
いつも働いてるのに、される側になると全然違うと話してくれます。

手術室は賑やかで、ザワザワしています。
名前を呼ぶ声や、色々な音も聞こえます。
患者さんが自分で歩いて、手術室に入っていきます。
みんな同じ術着をきて、腕にIDをつけていました。
意外と笑顔で手術室に入って行く人が多い様に思いました。


メガネをどうするか聞かれます。

どのみち外さないといけないし、お渡しすることにしました。

ぼやけて見えにくい。。。
色んな機械を見ちゃうと怖いかもしれないから、ない方がいいかもよーって言われたりして過ごします。


5分くらいしたら、行きましょうか。と立ち上がって、手術室へ向かいます。

1番奥の部屋です。

部屋の中は、こじんまりしている様に感じました。
ナースさんがもう1人、そして、麻酔科の先生がいます。

よろしくお願いします。
声をかけてから部屋に入ります。

麻酔科の先生から挨拶を受けます。
生年月日、名前を伝えてベットに座ります。

高さがあって、ヨイショと腰をかけます。
今日、どこを手術する予定ですか?と聞かれ、
右と左の胸、全摘です。
と答えます。

点滴はどっちからいれますか?と聞くと、麻酔科の先生が
色々話し合ったんですが、右手から点滴を入れると言われました。

ベットに横になります。
思っていたより、ベットが狭くて寝返りを打ったら落ちるくらいの幅でした。

不織布の帽子を被って、ヨイショと寝そべります。

寝そべるとナースさんが、ごめんねぇと言いながら、肩の辺りを触ります。
パチパチとボタンが取れる音がすると、ペローンと術着が外れました。
術着ってこんな仕組みになってるなんて!とナースさんに話しかけます。

ナースさんがそうなんですよ。実はこうなってます。と笑います。

点滴をする前に、また生年月日と名前を確認されます。

右腕を台におきます。
口にマスクを当てられ、右の手の甲針を刺しました。

麻酔科の先生が言います。

酔っ払う様な感じになるかもしれませんよ。眠くなるお薬をいれていきますね。

マスクからなのか、点滴のからなのか。
お酒っぽいような。。。
独特な香りがするなぁと。。。
私の記憶はここで切れています。

麻酔のおかげで、怖さも痛さも無ありませんでした。

手術室に呼ばれる5分くらい前から、手術室に入るまでが1番緊張していたと思います。

手術室に入ってしまうと、諦めというか。。。
逃げれないし、なる様にしかならないよねって気持ちが大きくなり、緊張から解放されました。