高欄の組立途中の様子ですが、神戸型の高欄は跳ね高欄と特徴的ですが、この弓場区のだんじりの高欄は更に特徴的で、男屋根平部分の斗束と言う部分4本に対して、たたら束と言う部分が間に入っています。
上だんじりの大半が、たたら束がありません。たたら束が入っていても斗束が2本だったりします。
お隣の西之町は弓場区をある程度参考にして造ったのでしょうか?構造がよく似ています。高欄はたたら束が入っていますが男屋根の平の斗束は3本となっています。
ということで、結構どうでも良い話でもありますが、弓場区のだんじりの高欄はレアな高欄となっていると言う話でした♪
実際の弓場区のだんじりの高欄です。枡の形をした束の部分が斗束(トヅカ)と言い、斗束と斗束の間に来る平桁の上に何も無い束の部分をたたら束と言います。
屋根廻りの錺金具一式は和尚に担当してもらいましたが。脇障子や高欄の錺金具は私が担当しました。
既製品を仕入れ、部品に合わせて加工などを行いました。
こういった既製品には鋲の入る穴があります。ミニだんじりは鋲を打たないのでこの穴をどうにかしないと格好がつきません。
実際には鋲は打っていませんが、鋲を打っているかのように見せるため、穴を目立たなく工夫しました。
斗束を一つ一つ鑿で製作。黒くて小さくて硬いので加工は結構な難度です♪
架木が乗るように斗束は上部を丸く加工します。普通に撮影すると黒すぎてちゃんと写りません(汗)