弓場区 組立編2 | 尽貫のブログ

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泉州工作処の管理人が、木工工作、木彫、ミニだんじりから全然関係ない話まで色々お送りします。

前回に引き続き枡合いなどの組立てです。



女屋根の枡組みと枡合いをセットした状態です。乗せているだけなので柱までの抜き穴に爪楊枝で仮固定して作業を進めます。


当て木をして枡合いと枡組みの上端が揃っているかチェックします。揃っていなければ計測しなおし、出ている方を削ったりして再調整します。


枡組四方、枡合い三方が乗った状態です。


破風持ちを絵振板に挿して乗せます。


破風板に破風持ちが入った状態です。


車板と桁の組立。


男屋根の枡組も同じように乗せていきます。


高さチェックです。


ここで男屋根が乗るかチェックするのですが、このミニだんじりの設計者は私ですが、柱から下の加工は巻甚氏で、柱から上は私が加工しています。どちらかの加工精度がブレていると、四つの柱の芯棒が屋根の桁に開けている穴に通らなく、屋根がピタッと収まらないという状態が発生します。

ドキドキもんでしたがピッタリ収まり一安心でした♪


女屋根車板が入った状態。


女屋根車板の内側の棟木ですが、この棟木は男屋根の車板に接続します。なので、女屋根途中まで組立て~男屋根廻り組立て~女屋根組立てという風にしないと組立ができません(汗)


男屋根枡合いが乗った状態。この間に枡組が入ります。ミニチュアなので枡組は組んだ状態でここにはめ込みますが、実際の弓場のだんじりではこの状態から枡組は一段ずつ組み上げたと思います。


男屋根の全ての枡組と枡合いが乗った状態です。


~~隣懸魚(降り懸魚)~~